「大名火消し ケンカ十番勝負!」(ハルキ文庫)


→ 「スマイリング! 岩熊自転車 関口俊太」(中公文庫)
→ 「文明開化 灯台一直線!」(ちくま文庫)
→ 「金の殿 時をかける大名・徳川宗春」(実業之日本社文庫)
→ 「超高速!参勤交代 リターンズ」(講談社文庫)
→ 「引っ越し大名三千里」(ハルキ文庫)
→ 「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫)
→ 「超高速!参勤交代」(講談社文庫)
→ 「土橋章宏」関連の記事






大名火消し ケンカ十番勝負! (時代小説文庫)

大名火消し ケンカ十番勝負! (時代小説文庫)





ゴチャゴチャと、
余計なことを考えてしまう時には、
こんな単純な痛快時代小説が、
とても気分に合います。
脚本家・土橋章宏さんの、
最新文庫化小説は、
この文庫オリジナル版デス。
「火事と喧嘩は江戸の華」
を、そのままにただただ真っすぐに、
情熱的な主人公が笑ってしまうほどに、
単純に大暴れをするストーリー。
相変わらず「小説」というよりは、
「脚本」を強引に、
「物語」にした進行ですが、
とても気分が晴れる作品でした。





スイセン

「黒澤明 DVDコレクション」29『夢』

公式サイト https://publications.asahi.com/kad/




黒澤明 DVDコレクション」 
→ 1『用心棒』
→ 2『七人の侍』
→ 3『赤ひげ』
→ 4『椿三十郎』
→ 5『天国と地獄』
→ 6『羅生門』
→ 7『乱』
→ 8『隠し砦の三悪人』
→ 9『生きる』
→ 10『蜘蛛巣城』
→ 11『醉いどれ天使』
→ 12『野良犬』
→ 13『静かなる決闘』
→ 14『悪い奴ほどよく眠る』
→ 15『影武者』
→ 16『生きものの記録』
→ 17『どですかでん』
→ 18『どん底』
→ 19『わが青春に悔いなし』
→ 20『素晴らしき日曜日』
→ 21『白痴』
→ 22『姿三四郎』
→ 23『續姿三四郎』
→ 24『デルス・ウザーラ』
→ 25『八月の狂詩曲』
→ 26『一番美しく』
→ 27『醜聞』
→ 28『虎の尾を踏む男達』
黒澤明監督作品と「スター・ウォーズ」シリーズ 
→ その一その二
→ 「黒澤明という時代」(文藝春秋)
→ DVD「羅生門」その一
→ DVD「生きる」・「赤ひげ」
→ DVD「一番美しく」
→ 「黒澤明」関連の記事




あ、こんばんは。
まだ一応生きています。
今日も事前に書いていた、
貯金ネタにて失礼致します。







さて黒澤明監督作品、
第28作目の『夢』は、
日本国内では出資者が見つからなかった為、
スティーヴン・スピルバーグに脚本を送り、
彼がワーナー・ブラザースに、
圧力をかけて制作が実現したもので、
日本とアメリカの合作映画に数えられます。
現在もワーナーが配給権を持っているので、
デルス・ウザーラ』と同様に、
日本でのフィルム上映の機会はあまりありません。
ワタシも映画館で観たのは、
公開時のロードショーだけデス。
「日照り雨」
「桃畑」
「雪あらし」
「トンネル」
「鴉」
「赤冨士」
「鬼哭」
「水車のある村」
の、八話からなるオムニバス形式で、
全て黒澤明自身が見た夢を元にしています。
夏目漱石の『夢十夜』と同様に、
各エピソードの始まりに、
「こんな夢を見た」
という文字が表示されます。
「日照り雨」の家の軒先のセットは、
黒澤が幼少期に住んでいた家を再現したものとか。
また黒澤が最も好きだった画家、
ゴッホが登場しますが、
そのゴッホを演じたのは、
黒澤を敬愛するマーティン・スコセッシです。
この作品の製作中に、黒澤明への、
アカデミー名誉賞の受賞が決定しました。
授賞式ではこの作品のキャスト・スタッフに加えて、
黒澤の孫が一堂に会して、
受賞祝いと八十歳の誕生日を祝う、
ビデオが上映されたそうで、
まさに夢心地だったことでしょう。

習志野 梅林園 その三十

275-0015 習志野市鷺沼台4-4



習志野 梅林園  
平成十八年(2006) → 12
平成十九年(2007) → なし
平成二十年(2008) → 3
平成二十一年(2009) → 4
平成二十二年(2010) → 567
平成二十三年(2011) → 8910
平成二十四年(2012) → 11121314
平成二十五年(2013) → 15161718
平成二十六年(2014) → 192021
平成二十七年(2015) → 2223
平成二十八年(2016) → 24
平成二十九年(2017) → 2526
平成三十年(2018) → 27
平成三十一年(2019) → 2829








昨日の極寒の雪の中でも、
実家の庭の梅が今朝、
健気に開いていたもので、
今週も梅林公園を散歩してみました。
装備は、Nikon D500に、レンズは、
AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED のみ。





白梅1



確かに先週よりも多く、
何本か開花しておりました。



白梅2  白梅3

白梅4  白梅5

白梅6  紅梅

「きらきら眼鏡」(双葉文庫)


お久しぶりです。
一応、生きております。
本日はラーメン二郎京成大久保店は、
雪の為、臨休となりましたので、
ご注意下さい。








さて、お約束の、
かなり前に書いて貯金していた、
読書ネタでございます。




makoto-jin-rei.hatenablog.jp




習志野津田沼八千代台を舞台にした、
みかづき」をブログにupしましたら、
またまた匿名希望読者のHさんより、
船橋を舞台にした映画の原作の情報を頂きました。




きらきら眼鏡 (双葉文庫)

きらきら眼鏡 (双葉文庫)





愛猫を突然亡くしてうちひしがれていた、
25歳の独身男性の主人公の明海
古本屋で偶然買った本に、
一枚の名刺が栞代わりに挟まっていた。
自分がその本で一番気になったフレーズに、
赤いボールペンで傍線が引かれていた。
気になった主人公は、
その名刺の女性に、
思いきってメールをすると、
本を返す為に会うことになった。
その女性は日常の「幸せ」を、
いつも「きらきら眼鏡」で捉える、
とても魅力的な30歳のあかねで、
明海はたちまち恋に落ちる。
しかしあかねには、
余命宣告を受けている、
最愛の恋人・裕二がいた。





人が人を愛することとは、
命とは、時間とは、
過去の記憶とトラウマに挟まれて、
切ない喪失と成長を、
不器用な主人公を通して描き、
人間の狡さを引き手出しつつ、
じわじわと進んでいく、
淡く切ないラブストーリー。



kirakiramegane.com




原作は、南房総市に生まれて、
西船橋に住む主人公・明海が、
東西線沿線の都心の中小企業に勤める設定で、
船橋の描写もいくつかの飲食店と、
ふなばし三番瀬海浜公園のみですが、
映画では明海は北習志野の駅員で、
デートもアンデルセン公園など、
船橋市内のロケを強調しています。
おまけに死んでしまったのは、
愛猫ではなく、交通事故で人間の恋人です。
この変更はどうだろうか。
・・・ちょっとギモン。



しかしこの原作作家・森沢明夫さん。
船橋生まれの船橋育ちで、
ワタシと同じ昭和四十四年(1969)生まれとか。
高校も市川東高校卒だそうで、
とても親近感が湧きました。
是非他の作品も読んでみたく思います。