「目を疑う」という慣用句。よく使いますね。
でも実際本当に自分の見えているもの、
嘘かと疑うことなんて、
滅多にあるもんじゃありません。
でも今日、私本当に「目を疑い」ました。
長男の運動会にも書いた通りなんですが、
うちの長男は、典型的な長男タイプ。
良く言えば「落ち着いている。」だけど、
悪く言えば「ぼーっとしている。」感じ。
あまり欲をむき出しにするタイプではありません。
積極的に欲を見せるのは、
週四回一日一時間以内に制限されたテレビゲームの時間くらい・・・。
勉強もスポーツも、無理することなく、
無難にこなせば、中の上にいることは出来るので、
がむしゃらになることがほとんどない・・・。そんな感じ。
親からみれば歯がゆいんですが、
子供の頃の私とまったく同じなもんで、
私からはなんとも言えないんです・・・。
まぁ私の会社での評価は今もそのままなんですがね・・・。(笑)
そんな長男のマラソン大会が今朝ありました。
昨日の夜、ただぼんやりと学年の上位であればいいと思っている長男に、
遠回りに、もっと上を目指せと諭しました。
「マラソンはたった一人の勝者と、残りすべての敗者。」
だの、
「ゴールしたときに合わせて、すべての体力を使い果たせ。」
だの、
ぼーとよそ見をしている長男にむかって、
まるで独り言のようでした。
自分に言っているかのよう・・・。(笑)
午前中病院だったので、
マラソン大会の様子を初めて学校に見に行きました。
スタート地点で緊張する様子もなく、
ぴょんぴょん跳ねながら楽しそうに準備体操をする長男。
ピストルが鳴り、一斉に先頭を争う第一集団。
うちの長男は楽しそうに、半分より後ろの集団にのみ込まれ、
校門を出て、外のコースに消えて行きました。
それから約10分。
先頭集団が校門に戻ってきました。
私の目は、多分そこらへんにいるであろう
上位10番目あたりに長男を探します。
・・・いません。
20番目あたりにも長男の姿は見えません。
また転んじゃったんでしょうか・・・。
私の目の前の最終コーナーを一位の子供が回って行きます。
残るはあと少しの直線でゴールです。
あれっ!!??????。
ぴょんぴょん走りじゃないですけど、
あれ間違いなくうちの息子じゃないですか!!。
一位でゴールした息子に走りよる私。
長男は息を切らし一言もしゃべれません。
他の上位の子と比べても、
うちの子はいつまでも息が苦しそう。
本当に体力を使いきったんでしょう。
私も彼の肩を叩いただけで、
ウルってきちゃってなんにも話せませんでした。