長男のマラソン大会 2005

学校新聞





「目を疑う」という慣用句。よく使いますね。
でも実際本当に自分の見えているもの、
嘘かと疑うことなんて、
滅多にあるもんじゃありません。
でも今日、私本当に「目を疑い」ました。




長男の運動会にも書いた通りなんですが、
うちの長男は、典型的な長男タイプ。
良く言えば「落ち着いている。」だけど、
悪く言えば「ぼーっとしている。」感じ。
あまり欲をむき出しにするタイプではありません。
積極的に欲を見せるのは、
週四回一日一時間以内に制限されたテレビゲームの時間くらい・・・。
勉強もスポーツも、無理することなく、
無難にこなせば、中の上にいることは出来るので、
がむしゃらになることがほとんどない・・・。そんな感じ。
親からみれば歯がゆいんですが、
子供の頃の私とまったく同じなもんで、
私からはなんとも言えないんです・・・。
まぁ私の会社での評価は今もそのままなんですがね・・・。(笑)




そんな長男のマラソン大会が今朝ありました。
昨日の夜、ただぼんやりと学年の上位であればいいと思っている長男に、
遠回りに、もっと上を目指せと諭しました。
「マラソンはたった一人の勝者と、残りすべての敗者。」
だの、
「ゴールしたときに合わせて、すべての体力を使い果たせ。」
だの、
ぼーとよそ見をしている長男にむかって、
まるで独り言のようでした。
自分に言っているかのよう・・・。(笑)



午前中病院だったので、
ラソン大会の様子を初めて学校に見に行きました。
スタート地点で緊張する様子もなく、
ぴょんぴょん跳ねながら楽しそうに準備体操をする長男。
ピストルが鳴り、一斉に先頭を争う第一集団。
うちの長男は楽しそうに、半分より後ろの集団にのみ込まれ、
校門を出て、外のコースに消えて行きました。




それから約10分。
先頭集団が校門に戻ってきました。
私の目は、多分そこらへんにいるであろう
上位10番目あたりに長男を探します。
・・・いません。
20番目あたりにも長男の姿は見えません。
また転んじゃったんでしょうか・・・。




私の目の前の最終コーナーを一位の子供が回って行きます。
残るはあと少しの直線でゴールです。
あれっ!!??????。
ぴょんぴょん走りじゃないですけど、
あれ間違いなくうちの息子じゃないですか!!。







一位でゴールした息子に走りよる私。
長男は息を切らし一言もしゃべれません。
他の上位の子と比べても、
うちの子はいつまでも息が苦しそう。
本当に体力を使いきったんでしょう。
私も彼の肩を叩いただけで、
ウルってきちゃってなんにも話せませんでした。




賞状とメダル   




「子育て」って、本当は「親」と「子」、
どっちが育てられているんでしょうか。
今日も長男に感謝です。
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