カマキリのかまっちゃん その八

お食事中のかまっちゃん







カマキリのかまっちゃん その → 




去年、飼っていたオオカマキリみどりさんが生んだ卵が、
今年の春孵化し、小さなカマキリーズの兄弟同士の殺戮から、
このかまっちゃん(でっかちゃん)が、
我が家の飼育箱の頂点を極めたことは、
過去のこのシリーズで書いた通りです。
(ただし一部の兄弟達は、緑のカーテンに解放され、
我が家を巣立って行きました。)




さて自然界ではそろそろ、
その餌となる他の昆虫もめっきりと減りました。




かまっちゃんのような雄であれば、
その命を賭けて、
自分よりも一回り以上も大きな雌に立ち向かい、
見事、男子の本懐(?)を遂げ、
事後の虚脱(??)の中で、
雌に食べられて死に逝くのが彼らの一生です。




だけど、うちのかまっちゃんは、
文字通りの「温室育ち」。
人間は餌を調達してくれる「神様」ですから、
「蟷螂の斧」を振り上げることもなく、
まるでおいでおいでと手招く「招き猫」。
右上の写真は、長男の足首の上でじゃれ、
与えられた死肉(鶏肉)を無心に貪っている姿・・・。




嗚呼、なんと嘆かわしい。
自分よりも大きな相手に臆することも無く、
雄雄しく斧を振り上げる、
大蟷螂のプライドはどうしたんだよぅ。




・・・って、
そう育ててしまったのだから仕方がないですね。
同じ、男子としてはこのままチェリーボーイのまま、
その一生を終える彼に、ちょっと同情してしまいますが、
今更、たとえちょうどいい女子を捕獲出来たとしても、
彼のこの性質では、本懐を遂げることなく、
ムシャムシャと食べられてしまうことでしょう。




かまっちゃん、すまなかった。




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結婚記念日 13th


結婚記念日→ 11th12th




さて今年も無事結婚記念日を迎え、
我が夫婦も満十三年となりました。
十三年といえば、
亡くなった人でいえば十三回忌。
祇園王(大日如来)の審理を受ける年数ですよ。(←例え悪し。)




お祝いの外食先は子供達のリクエストを採用しよう。
やつらに聞けば、まず、
サイゼリヤか、かっぱ寿司と答える貧乏舌です。




予想通り、かっぱ寿司になりました(笑)。




カマキリとは違い、
生殖活動を終えてまだまだ生き続ける人間ですから、
これから先もいろいろなことが待ち受けていることでしょう。




先ほど、かまっちゃんの人生に同情していた私ですが、




実は、彼と私。




たいしてそんなに変わりゃしない、
ちっぽけな、一生なのかも知れません。




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