著者は臨済宗の僧侶だからその点は考慮して読みべきでありますが、
日本仏教を生み出し作り上げた偉人
釈尊、聖徳太子、最澄、空海、法然、親鸞、道元、日蓮、白隠と
個別に紹介しリンクしつつ著者の実例を交え進行します。
どれが真実のブッダの宗派かなんか私にはわかりません。
ブッダがなんといったのか。今となっては誰にも分からんでしょ。
それが「悟りの直後」や「死ぬ寸前」に言ったから、
どっちが正しいとかっていうのもどーかと思います。
いずれにしても、他宗派を多少批判することは
止むを得ないのかもしれませんが、
宗派の争いや、他宗や他派を「邪」として排斥する姿は、
仏の御心とは思えずや、醜い姿としかおもえません。
他人が大事にしているものは、他からみれば石ころであったり、
とるに足りないものかもしれない。でもそれを信じて自己の内心を改めたり、
清めたりできたらそれでいいじゃないですか。
本当の神仏の前で、海に溺れる人が多数いれば、本当の神仏は、
自己を信じる信者かどうかよりも、神仏の目の前の一番近いものから助けるべきでしょ。
そうではない神仏なんて、「人間」そのものなんじゃないでしょうか。
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