「弘法は筆を選ばず」*1
世の中、数々の嘘っぱちのことわざがあれど、
これもその一つに違いありません。
空海は、絶対に筆を選んでいたはずです。
まぁ、このことわざの解釈に関してはいろんな異論があるでしょうが、
私は弘法ではないのだから選らばにゃならんでしょうな。
それほど、筆というものは違うのです。
かれこれ、約十本ほど筆を購入しました。
初めは数百円の中国筆でした。
ちょっとづつ値段の高い筆に
ステップアップしているのですが、
おおむね値段どおりの性能の差がでています。
今日、初めて小遣いの一割以上の筆を購入して確信しました。
「とめ」、「はね」は好みの差もありますが、
一度つけた墨汁の「もち」と耐久性の差は歴然です。
いったい数万円、数十万円、数百万円の筆ってのは
いったいどういうものなのでしょうか。
腕は上がらずに好奇心のみぞあがる「筆餓鬼」状態です・・・。
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