西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

写経 その七

写経その七

弘法は筆を選ばず*1


世の中、数々の嘘っぱちのことわざがあれど、
これもその一つに違いありません。
空海は、絶対に筆を選んでいたはずです。

まぁ、このことわざの解釈に関してはいろんな異論があるでしょうが、
私は弘法ではないのだから選らばにゃならんでしょうな。


それほど、筆というものは違うのです。
かれこれ、約十本ほど筆を購入しました。
初めは数百円の中国筆でした。
ちょっとづつ値段の高い筆に
ステップアップしているのですが、
おおむね値段どおりの性能の差がでています。
今日、初めて小遣いの一割以上の筆を購入して確信しました。

「とめ」、「はね」は好みの差もありますが、
一度つけた墨汁の「もち」と耐久性の差は歴然です。
いったい数万円、数十万円、数百万円の筆ってのは
いったいどういうものなのでしょうか。
腕は上がらずに好奇心のみぞあがる「筆餓鬼」状態です・・・。
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*1:主に二説。1.空海は悪筆でも美しい書が書けるので筆の良し悪しの選択はしない。2.空海は書を書くことだけに長けているので良筆の選択は出来ない。