山王 日枝神社

日枝神社下

祭神 大山咋神
100-0014 千代田区永田町2-10-5
公式サイト http://www.hiejinja.net/



東京の神社には「東京十社」(とうきょうじっしゃ)というものがあります。
1868年(明治元年)11月8日、
明治天皇の東京の鎮護」と
「万民の安泰を祈るため」に
江戸にあった大きな神社の中から10社を准勅祭神社に定めました。
戦後、政教分離により、政府による社格そのものが消滅しましたが、
昭和50年昭和天皇即位50年を奉祝し
准勅祭神社を『東京十社巡り』として企画され現在に続いています。
「元」をつける(?)なんてどっかの誰かとおんなじです。



つまり廃仏毀釈神仏分離で何度がお話ししていますが、
明治政府は天皇の地位を確立させるために
神道を国家宗教として神社を尊重します。
そこで元より江戸にあった大きな神社十社を、
政府公認東京の神社とした訳です。



ちょっくらこの十社お参りしてみましょう。



どうも私、神社のご朱印に魅力を感じないんで、
今回は、この十社オリジナルのミニ絵馬(300円)を集めて、
ミニ絵馬
絵馬台(1500円)に貼っていきます。
絵馬台


特に順番や番号は定められていないようなので
第一回目は「皇城之鎮」ともいわれるこちらから伺いました。
日枝神社社殿
ご祭神は大山咋神(オオヤマクヒノカミ)。
全国の日枝神社日吉神社はこちらの神様を祀っています。
ご本家は日吉大社 | 平安京の表鬼門鎮座 方除・厄除の大社 神仏霊場 滋賀県17番
比叡山もこの「日枝」が語源であることは先日お話ししたとおりです。
神使はお猿。ですから一般の神社の狛犬にあたるのはこちらの神猿(まさる)様です。
神猿2神猿1
狛犬とは神使である動物一対=二体なのですが、
こちらの奥さんはお子さんを抱えているんで三体ですね。
それからこちらの鳥居。(右上写真)
この形式は日枝神社日吉神社だけにみられる「山王鳥居」とよばれるもので、
この鳥居があればほぼ間違いなく大山咋神を祀る日枝神社日吉神社なんです。
またこの写真の鳥居の横には通常(?)の獅子の狛犬もいらっしゃいます。
それから日本刀に興味がある方。こちらの無料の宝物殿は必見ですよ。
小さな施設ですが定期的に入れ替えて展示しています。
今日は休館でしたが・・・。



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