映画「蝉しぐれ」

公式サイト 
蝉しぐれ公式サイトへ

なんと義母と二人でこちらの映画を観て来ました。



小説を読まずに観ればもっと楽しめたと思います。
映画としての出来は少々古風な作りではあるものの
監督の意気込みが伝わってきました。
映画館で涙を流してしまったのは何年ぶりでしょう。
「いい映画」だと評価できます。



(以下ネタバレ注意)
歴史ランキングへ  にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
映画という短い時間の制約があることから
多少の設定を変更することは仕方がないのでしょう。
私なりに原作の設定をまもってほしかったのは、
1.文四郎が養子であること。
2.最初の再会時に文四郎が結婚していてそれをお福が知っていたこと。
3.最後のお福に未練の様子が見えないこと。
だったんですが、まあ、映画の設定もありかもしれません。
設定を変えて良かったところは
父の死骸を運ぶシーンや最後の再会が二人きりだったところです。
また、かっこの悪い無様な殺陣がまた良かった・・・。
命のやりとりを美しく描きすぎるのは考え物ですからね。



69歳の義母も大変満足している様子でした。
年配の方や熟年夫婦が多いのかと思ったら、
意外に若い人が多くて驚きました。