祭神 日本武尊・弟橘姫
113-0034 文京区湯島3-2-6
こちらの近くを通りかかったら、初詣の案内とともに
「夢枕」と大きく書かれている横断幕がありました。
なんでしょ、それ。さっそく断腸と突撃です。
この近くの妻恋坂。
この神社があるからなんですね。
なんともロマンチックな名前ですけど、
私その坂の名の由来は知りませんでした。
ただ漠然と日本武尊と
なんらかの関係があるのだろうとは思っていましたが。
やっぱりそうなんですね。
日本武尊が東征したときに房総への途中で嵐にあい、
お妃の弟橘姫が人身御供に志願して海に身を投じました。
ここからこの関東、東の地を吾妻(あづま)と呼ぶようになったとか。
彼らが湯島に逗留したと言われているので、
ここに尊と姫を祭ったのがこちらの始まりだそうです。
その後、稲荷明神も合祀して「妻恋稲荷」として関東惣社を名のり、
たいそう栄えたそうですが今はあまり面影は残りません。
上の写真の「夢枕」。
江戸時代から伝わる縁起物で、
鶴亀と七福神を乗せた宝船の木版画です。
戦災で消失したと思われていた版木が発見されて、
今でもこれを求める人が多いそうです。
正月二日の夜に枕の下に敷いて寝ると縁起のいい初夢が見られるというもの。
なんとも慎ましい願いじゃないですか。