久しぶりの[銅像]ネタ。
このシリーズは人気がないのでしょうか?!。
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まぁいいか・・・。自己満足ですすめます。
東京の三大銅像ってご存知でしょうか。
上野公園の西郷隆盛。
靖国神社の大村益次郎。
そしてこちら皇居外苑の楠木正成になります。
楠木だけ生きた時代がまったく違うんですが、
戦前は彼、
私達が想像しているよりもかなりの有名人だったんです。
朝廷がおくる「位階」というものがあります。
その最高位は「正一位」というのですが、
これ、よほどの人物しかもらえません。
彼、それなんです。でも与えられたのは明治13年(1880)。
史実がよく分からない彼ですが
戦前の評価を簡単に説明すると、
鎌倉幕府を倒すために活躍し、
逆賊、足利尊氏に敗れ死んだ、
忠臣のなかの忠臣というものでした。
現在の彼への評価は尊氏とともに諸説あります。
ですが、明治政府はやっぱり彼を利用したんですね。
さて、この銅像。
大変立派なものです。かなり迫力があります。
上記、西郷像を造ったかの高村光雲を主任とした合作です。
別子銅山開業二百年記念して明治30年(1897)に財閥住友家が造りました。
普通、銅像というのは中が空洞です。
フセイン政権崩壊の時、彼の銅像は足からポキンッて折れていたのは、
記憶に新しいことと思います。
ほとんどの銅像はそうなんです。
しかしこちらは銅山開業記念品。
なんと中まで全部銅なんですって!!。
お金に困ったら持って帰りましょう。(笑)
冗談はともかく、
多くのの銅像は戦時中に供出されるか、
戦後、軍国主義的なものはGHQに破壊されます。
こちらは「忠臣」(武士)であったことと、
大きすぎることが幸いしたのでしょうか。
あれれ!?、ちゃんと写りませんでしたが、
馬のしっぽから何やら藁の様なものがぶら下がっています。
はは〜ん。シッポの間に鳥が巣を作っているんですね。
都会の鳥はたくましいです。