楠木正成像

楠木正成像

100-0002 千代田区皇居外苑


久しぶりの[銅像]ネタ。
このシリーズは人気がないのでしょうか?!。
コメントやメールを頂いたことがありません。
まぁいいか・・・。自己満足ですすめます。




東京の三大銅像ってご存知でしょうか。
上野公園の西郷隆盛
靖国神社大村益次郎
そしてこちら皇居外苑楠木正成になります。
楠木だけ生きた時代がまったく違うんですが、
戦前は彼、
私達が想像しているよりもかなりの有名人だったんです。




朝廷がおくる「位階」というものがあります。
その最高位は「正一位」というのですが、
これ、よほどの人物しかもらえません。
彼、それなんです。でも与えられたのは明治13年(1880)。




史実がよく分からない彼ですが
戦前の評価を簡単に説明すると、
鎌倉幕府を倒すために活躍し、
逆賊、足利尊氏に敗れ死んだ、
忠臣のなかの忠臣というものでした。





現在の彼への評価は尊氏とともに諸説あります。
ですが、明治政府はやっぱり彼を利用したんですね。




さて、この銅像
大変立派なものです。かなり迫力があります。
上記、西郷像を造ったかの高村光雲を主任とした合作です。
楠木正成像 
別子銅山開業二百年記念して明治30年(1897)に財閥住友家が造りました。
碑銘
普通、銅像というのは中が空洞です。
フセイン政権崩壊の時、彼の銅像は足からポキンッて折れていたのは、
記憶に新しいことと思います。
ほとんどの銅像はそうなんです。




しかしこちらは銅山開業記念品。
なんと中まで全部銅なんですって!!。
お金に困ったら持って帰りましょう。(笑)
冗談はともかく、
多くのの銅像は戦時中に供出されるか、
戦後、軍国主義的なものはGHQに破壊されます。
こちらは「忠臣」(武士)であったことと、
大きすぎることが幸いしたのでしょうか。
馬のしっぽ 
あれれ!?、ちゃんと写りませんでしたが、
馬のしっぽから何やら藁の様なものがぶら下がっています。
はは〜ん。シッポの間に鳥が巣を作っているんですね。




都会の鳥はたくましいです。




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