他力?、自力?

歴史と旅 2001.12




かみさんの実家は浄土真宗本願寺派の檀家ですから、
義父の法要等で、何度かその法話を聞いております。
でもなんせへそ曲がりの私。
・・・聞けば聞くほど、浄土真宗の「自力」と「他力」。
その境目が分からなくなっちゃいます。




高校生の頃、「人生とはなんだ!!。」って、
頭を掻きむしりながら読んだ歎異抄教行信証
その頃のほうが素直に「何か」を感じていたような気がします。
今となってはその頃に感じていた「何か」すら思い出せません。




またそのお寺ったら、
すっごいお金を集めて、どーんと立派な本堂を建てて、
きらびやかな真新しい阿弥陀様の前での法話ですから、
私のへそはもう背中に回りそう・・・。




んー。わからん。




話は変ります。
うちのアリエネーは24歳。
戌年生まれの年男。
「厄年」だっていうんで、なんと彼・・・、
初詣の参拝客が全国第一位のあの神社で、
「厄払い」をしてもらったそうです。





う〜ん。




彼は私や断腸と数々の神社仏閣に詣でて
一体何を感じていたのでしょう。




いや、そちらの神社がダメだと言っているんじゃないんです。
そちらのご祭神は、近代日本の行く末を案じ、
この国の為に尽くされた立派なご祭神です。
でもこの神社で祈るべきは国の繁栄や平和であるべきで、
アリエネー個人の厄払いなんかじゃないでしょ!?。




おそらくこのご祭神、
「なに??。朕にそちの厄を払えとな??。」って。(笑)




冗談はともかく、
私は神社仏閣で何かをお願いしないことにしています。
できるだけ「お礼」「感謝」のみです。。
今のこの幸せに対する「感謝」。
これだけの災難ですんだことに対する「感謝」。
そしてこれからも幸せでいられることに対する「感謝」。




「髪の祖神」とされる関神社にも、
近頃急激に薄くなりつつある毛髪を気にしつつも、
今も残る毛髪に対する「感謝」。でした。(笑)




だってもし自分が神様や仏様だったら、
「願事」ばかりしてくる人よりも、
「感謝」してくれるだけの人のほうがかわいいじゃん。
まぁ、そんな「ちいさい」神様や仏様じゃダメでしょうがね・・・。




アリエネーにここまで熱く語っていたら、
語っていながら自分で気付きました・・・。



あ゛っ、
これが他力なのか・・・。



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