かみさんの実家は浄土真宗本願寺派の檀家ですから、
義父の法要等で、何度かその法話を聞いております。
でもなんせへそ曲がりの私。
・・・聞けば聞くほど、浄土真宗の「自力」と「他力」。
その境目が分からなくなっちゃいます。
高校生の頃、「人生とはなんだ!!。」って、
頭を掻きむしりながら読んだ歎異抄や教行信証。
その頃のほうが素直に「何か」を感じていたような気がします。
今となってはその頃に感じていた「何か」すら思い出せません。
またそのお寺ったら、
すっごいお金を集めて、どーんと立派な本堂を建てて、
きらびやかな真新しい阿弥陀様の前での法話ですから、
私のへそはもう背中に回りそう・・・。
んー。わからん。
話は変ります。
うちのアリエネーは24歳。
戌年生まれの年男。
「厄年」だっていうんで、なんと彼・・・、
初詣の参拝客が全国第一位のあの神社で、
「厄払い」をしてもらったそうです。
う〜ん。
彼は私や断腸と数々の神社仏閣に詣でて
一体何を感じていたのでしょう。
いや、そちらの神社がダメだと言っているんじゃないんです。
そちらのご祭神は、近代日本の行く末を案じ、
この国の為に尽くされた立派なご祭神です。
でもこの神社で祈るべきは国の繁栄や平和であるべきで、
アリエネー個人の厄払いなんかじゃないでしょ!?。
おそらくこのご祭神、
「なに??。朕にそちの厄を払えとな??。」って。(笑)
冗談はともかく、
私は神社仏閣で何かをお願いしないことにしています。
できるだけ「お礼」「感謝」のみです。。
今のこの幸せに対する「感謝」。
これだけの災難ですんだことに対する「感謝」。
そしてこれからも幸せでいられることに対する「感謝」。
「髪の祖神」とされる関神社にも、
近頃急激に薄くなりつつある毛髪を気にしつつも、
今も残る毛髪に対する「感謝」。でした。(笑)
だってもし自分が神様や仏様だったら、
「願事」ばかりしてくる人よりも、
「感謝」してくれるだけの人のほうがかわいいじゃん。
まぁ、そんな「ちいさい」神様や仏様じゃダメでしょうがね・・・。
アリエネーにここまで熱く語っていたら、
語っていながら自分で気付きました・・・。
あ゛っ、
これが他力なのか・・・。