東京 水天宮

水天宮

祭神 天御中主大神・安徳天皇二位の尼建礼門院
103-0014 中央区日本橋蛎殻町2-4-1
公式サイト http://www.suitengu.or.jp/



   
さてさて今日は安産祈願で有名な水天宮にお参りしてみましょう。
入谷鬼子母神さんのときに紹介した、

「恐れ入谷の鬼子母神、びっくり下谷の広徳寺、そうで有馬の水天宮、
志やれの内のお祖師様、うそを築地の御門跡」

の、狂歌なんですけど、
水天宮さんだけなんで「有馬」なんだろうって不思議に思っていました。
確かに水天宮の総本社は久留米ですから有馬氏の所領ですが、
江戸の水天宮までなぜ「有馬」なんだろうなって・・・。
その疑問がやっと解けました。

本殿


こちらの水天宮さん。
江戸時代には今の港区の赤羽橋のそばにあった、
有馬氏の藩邸内に祀られていたものなんです。
(丸亀藩邸内だった虎ノ門 金刀比羅宮さんと同じですね。)
藩邸内の神社ですから庶民は普段は参拝出来ずに、
門の外からお賽銭を投げ込んでいたそうです。
そんなことから、有馬の殿様ったら、粋な計らいで、
毎月五日の縁日には門を開放してお参りを許してくれました。
殿ったらもう太っ腹〜。




そこに参拝した妊婦さんが鈴を鳴らす紐のおさがりを頂いて、
腹帯にしたところたいへん安産だったそうで、
このご利益話がブームに発展し今に続いているようです。
有馬邸が明治維新で青山に移ったときに一緒に移転しましたが、
明治五年(1872)に現在の地に鎮座しました。



こちらのご祭神。
天御中主大神(あめのみなかぬしのおおきみ)
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)は、
古事記で一番最初に登場する神様です。
建国の根元の祖先神であることから、
子授け・安産にご利益があるとされています。




他の三柱は、壇ノ浦合戦の悲劇の三人です。
清和源氏に関係する方々は要注意ですよぅ。




そうそう、こちらは、東京下町八社の一社でもあるんです。
巡ってみようかなぁ・・・。神社はランキング下がるんだけど。

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