日本国憲法前文

ほんとはこれ、憲法記念日に書くつもりだったんですが、
すっかり忘れていました。

学生の頃、出席日数の足りない授業の先生に、
「単位が欲しけりゃ全部覚えてこい。」と言われ、
夢中で覚えた日本国憲法の前文。
結局、そらで言えるようになって、
無事単位をもらったんですが、
覚えながらもこれ、
「あぁいい内容だなぁ。」って思ってました。
たとえ、その制定が、
「与えられたもの」でも、
「おしつけられたもの」でも、
日本国憲法、いいと思いますよ。私。
ともかく、文句があるなら、
正当に改正するべきであって、
そうじゃなくっちゃ、なんにしたって、
この国の憲法なんですから、絶対に尊重すべきです。

日本国憲法前文と、酔っ払いのおいら訳。

【日本国憲法前文】
　日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
　日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
　われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

【酔っ払いのおいら訳】
日本の国民は、ちゃんとした選挙で選ばれた国会議員を通して政治に参加して、俺たちとその子孫たちのために、他の国とも仲良くすることと、この国全体に自由がくれる恵みをちゃんと確保して、政府のせいでまた戦争という悲惨なことが二度とのないように決意して、国民こそが国で一番偉いんだって、宣言して、この憲法を決めたんだ。だいたいからして国の政治なんてものは、国民が厳しく真剣に信用して任せるものであるから、その権力の力は国民そのものであり、その権力は国民の代表が行使して、その幸福と利益は国民が受け取らなくっちゃなんない。こりゃ、人間の世の中の変わらない決まりごとであって、この憲法はそれ基づいて作ったんだ。俺らはこれに合わないもんは、前の憲法やら法律とか法令とか天皇の命令ですら捨てちゃいます。
　日本の国民は、ずっと永遠に続く平和を願い続け、人間同士の関係をつくる最高の理想を考えていて、平和が好きな他の国の人たちとの正しい心を信頼して、俺らの安全と生きる権利を持ち続けることを決意した。俺らはずっと平和を維持して、独裁的な政治や奴隷的な服従や、強い力で抑えつけたり偏った狭い考え方を、永遠に地上から無くそうと頑張っている国際社会で、かっこいい位置にありたいと思う。俺らは世界中の人たちが、みんな生命の危険と食糧不足から逃れて、平和の中でちゃんと生きていける権利を持っているってことを確認する。
　俺らは、どの国の人も、自分の国だけを考えて、他の国のことを考えないってのはダメなことで、これが政治の道徳の法則であって、絶対に変わらないこの法則に従って、自分の国の国としての権利を維持した上で、他の国と対等に付き合おうとする各国の責務なんだと信じている。
　日本の国民は、国の名とかっこよさをかけて、全力でこのけだかく尊い理想と目標を達成しようぜって誓う。　

この内容の薄いブログでこんなに改行少ないの初めてかも(笑)。