新田次郎の山岳小説

山男だった叔父は結婚が遅かったので、
自分の子供を諦めていたのか、
姉の子である私に山男を継がせようとしていたようです。
小学校の頃から、大きなリュックを担いでは私を迎えに来て、
いろいろな山に私を連れて行ってくれました。




私が高校生になる頃には叔父にも子供が出来て、
私は、豊臣秀次の如し山男の跡継ぎを廃業しますが、
今でもいい経験が出来たと叔父には感謝しております。




昨日紹介した、「国家の品格」の著者、
藤原正彦さんのお父さんである新田次郎さん。
私、大好きです。
新田次郎といえば、武田信玄か、山岳小説か、となるんですけど、
この新田の描く山男たちが、まったくもってかっこいいんです。

芙蓉の人 (文春文庫)

芙蓉の人 (文春文庫)

孤高の人(上) (新潮文庫)

孤高の人(上) (新潮文庫)

銀嶺の人(上) (新潮文庫)

銀嶺の人(上) (新潮文庫)

槍ケ岳開山 (文春文庫)

槍ケ岳開山 (文春文庫)

強力伝・孤島 (新潮文庫)

強力伝・孤島 (新潮文庫)

「山男」と書きましたが、
芙蓉の人」ではこれ、奥さんもまた素晴らしき「山男」です。
山もこれ、極めれば武士道ですよ。




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