平成18年習志野文化ホール自主事業
ホール探検!(10)バックステージツアー
パイプオルガンレクチャーコンサート
275-0026 千葉県習志野市谷津1-16-1
公式サイト http://www1.seaple.ne.jp/narabunh/
音楽教育に力を入れる習志野市。
市立習志野高校の吹奏楽部は有名ですが、
小中学校も全国トップレベルにあるそうです。
その習志野市が誇るこの習志野文化ホール。
今でこそ、バブルの遺産でパイプオルガンなんて、
珍しくもありませんが、1500名前後収容の、
大きな公共ホールに設置されたのは、
ここが日本初であったそうです。
JR津田沼駅の南口にあります。
出来た当時は、左にダイエー、右に高島屋を従えて、
中央、堂々としたものでしたけれども、
今ではどちらも撤退しちゃって寂しい限りです・・・。
だけども習志野文化ホール。
子供達は学校の音楽祭で、
妻は第九に出演したので、
我が家は特にお世話になっています。
先日は東京打撃団のコンサートに伺って、
こちらで一年に一度、この企画をやっていると知り、
その日に早速申し込んで、今日のこの日を迎えました。
まずはエントランスで探検の基地の旗の下に集まり、
班毎に分かれて、それぞれ集まって、客席に座ります。
このホールの概要を伺いながら、
音響や調光、舞台装置の様々な効果を駆使した、
7分間のショーを見せてもらいました。
舞台装置だけで、こんなに楽しめるんですねぇ・・・。びっくり。
これ、搬出入リフト。楽屋口も同じなんですけど、
一階に下りてみると、実に意外な場所に出てきました。
コンサートに出ている歌手もこんなところから出入りしているんですか。
次に向かったのが地下の集中管理室。
冷温発生機やら貯水槽。写真は非常時の発電機ですが、
20余年の歴史で動いたのは一度きりだそうです。
さて、細くて狭い階段を上り下りして、
天井裏の、配管やら配線の這いまわる上の「キャットウォーク」を歩いて、
ピンスポットルームや、音響室、調光室を見学させていただき、
それぞれ丁寧な説明を受けました。
子供達は自由に機器を触らせてもらい大興奮。
こういう演出効果は、様々な「仕込み」をしたうえで、
ヘッドホンとマイクのくっついた「インカム」で、
それぞれ連携して行っているんですね。
いやー、すげぇじゃん。
これ、よく写っていませんが、実はパイプオルガンの裏です。
繊細な楽器なんで、湿度調整も微妙ですから、
滅多に後ろは開けないそうです。
最後は舞台の上で、舞台装置を見せてもらいました。
これはスモーク装置です。
今の主流はドライアイスではなく、
無害な薬品とのことで、変な甘い匂いがします。
スポットライトを受けるというのは、こんなに眩しいものなんですね。
最後は楽屋。
この楽屋には、色々な光を受けて、
衣装をチェックする装置が付いていました。
舞台に馴染みのない私にとっては「かみて」「しもて」は、
どうしても「じょうず」「へた」に見えてしまいます。(笑)
さて食事休憩の後はパイプオルガンレクチャーコンサートです。
バックステージツアーは事前申込定員制でしたが、
ここからは整理券のみの無料コンサートですので、
いっきに人が集まりだします。
会場整理等のボランティア募集に、
次男が果敢に挙手し、
「パイプオルガンに触ってみよう(当選30名)」の抽選箱係を任命されたようです。
ホールの係の人の隣で、しっかりとモギリを努めました。
コンサートが始まりました。
溝口秀実さんの演奏とお話。
とっても勉強になりましたし、
やっぱり、
生「♪チャラリーン、鼻から牛乳」や
生「ハゲハゲハゲなのーね♪」は、大迫力です。
・・・すみません。
「触ってみよう」体験会は全員外れてしまいました・・・。
また来年も参加しようかなぁ。
市民じゃなくてもいいみたいですから、
興味のある方は是非来年どうぞ。