「ペルシャ文明展〜煌く7000年の至宝〜」東京都美術館  

東京都美術館

2006年8月1日(火)〜10月1日(日)
110-0007 台東区上野公園8-36
公式サイト http://www.asahi.com/persia/




今日はいろいろ予定があったんですけど、
大得意先である栴檀さんの会社で急遽アクシデントが発生。
その対応で、他の予定はすべてキャンセルになりました。
アクシデントに対する対応ってのは忙しいんですけど、
すべてを差し置き、優先して行うもんですから、
待時間も多く発生する訳で、
ぽっかりと空いた時間が出来たので、
現実逃避の[他の巡礼]に行ってみました。




実は先日、こちらの招待券を、
シュバルツカッツェさんに二枚頂戴いたしておりました。
ありがとうございます。
本当はタヤパンと二人で行くつもりだったんですが、
日程的にも厳しいので、私一人で今日、行ってみました。




ペルシャ」と聞くと何を連想します??。
普通であれば「絨毯(じゅうたん)」か、
顔のつぶれたモップのような猫の種類ぐらいのもんでしょう。

案内板   


実際「ペルシャ帝国」ってやつは、
栄華を極めた大文明であったわけで、
その富の象徴である「黄金」は、
今回もかなり展示されていたんですが、
これ、すげぇもんでした。
金という物質はまったく変化しないもんですから、
紀元前何千年のもんだっていわれても、
おいそれとは信じられないような輝きを放っています。




幕末の日本は、諸外国と比較すると、
「金」の価値が低く、「銀」の価値が高く、
それを利用した貿易商はかなり儲かったといわれています。
明治になって、外国に習い作った「バンク」を、
「金庫」ではなく「銀行」と名づけたのもその表れかもしれません。
事実、日本人は燻されて黒くなる「銀」が好きで、
「金」は「成金」であって蔑んでいる対象なのかもしれません。
秀吉の金の茶室も、中尊寺金色堂も、
どこか、呆れてみている自分に気付きます。




日本人は永遠に変化しないものが嫌いなのでしょうね。
花の命の短い、桜が好きなのもそんなとこなんでしょう。




「金」の話はこれくらいにしておきますが、
狛犬のようなライオンの像や、
埴輪に似た、動物の土器を多く観て、
共通点を改めて確かめると、
ゾロアスター教だろうがなんだろうが、
われら地球という宇宙船の同じ乗組員なんだなぁ。なんて、
安心しちゃったりするから不思議なもんです。




さて一枚残ってしまった招待券をどうしましょう。
期間はもう残り少ないので、
せっかく頂いた券を無駄にはしたくありません。
入場券売り場で、私主催の「勝手に抽選会」を行いました。
次に、ここに一人で券を買おうと並んだ人が当選です。




なんと、集団のおばさんばかりなのか・・・。
しばらく入場券売り場の前で待っていると、
やっと一人で来たお嬢さんが現れました。




「お一人ですか。」
突然おっさんに声をかけられたお嬢さん。
あきらかに動揺している様が分かります。
すみません、お嬢さん、ナンパではありません。
「よろしかったらこれ、頂き物なんですが、どうぞ。」と、
招待券を差し出すとたいそう喜んで受け取ってもらえました。




よろしかったでしょうか、シュバルツカッツェさん??。


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