「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン」

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

「夜のピクニック」を紹介した時に、
本屋大賞の受賞作として、
この作品のリンクをしたんですが、
実はこれだけは読んだ事がありませんでした。*1




このブログを毎日読んでくれているお義姉さんが、
私の推薦本だと思って購入したそうで、
義姉さんが読む前に借りちゃいました。




「ネーサン、アザーッスm(_ _)m♪」




ふざけた名前のチャラチャラしたイラストレーターが、
軽いタッチの文章で、
自分のマザコン談を交えて、
派手な半生を綴っている本だって思ってました。




いえ、これ、すみません、、、全然違ったんです。
読み始めたら、止まらなくなって、
一度も休むことなく読み終わっちゃいました。




・・・・いいですっ。
いい。
泣かされました。
止まらない涙と鼻水で、脱水症になりそう。



「夜のピクニック」も、そうなんですが、
派手なエピソードも暴力も殺人も性描写もトリックも何もない小説は、
よほどの文章力がなければ、読み手を飽きさせます。




ましてや、この小説はご本人の半生記。
およそ自叙伝なんつーもんは、
よほどその人物に元々興味があるか、
陶酔でもしていない限りつまりません。




なのに、この本の、「オカン」の死は、
どうしてここまで読み手の胸を苦しくさせるのでしょうか・・・。





自分が親不孝もんなんで、
余計にそう感じたのかもしれませんが。・・・(失笑)




ともかく、いい小説ですね。これ。
お薦めです。




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*1:ハードカバーは買わないようにしています。もう本棚が限界です・・・。