アンチ「グラスホッパー物語」

ツチイナゴ

NHKみんなのうた「グラスホッパー物語」 [DVD]

NHKみんなのうた「グラスホッパー物語」 [DVD]

去年、NHKみんなのうたでは、
ノッポさんこと高見映さんが作詞・唄の、
こんな歌が放送されていました。
グラスホッパー物語

グラスホッパー物語

同じタイトルの本まで出版されています。
この歌、視聴者にあまりに好評なので、
8ヶ月の連続放送という「みんなのうた」新記録を更新しました。
また平成18年度(第10回)の文化庁メディア芸術祭で、
審査員会推薦作品(アニメーション部門・短編)にも選ばれました。




→ グラスホッパー物語 - Wikipedia




内容を簡単に書けば、
おじいさんのバッタが、
3匹の孫バッタ達へと聞かせる若き日の冒険談。
「若き日は、遠くなるよ。」
郷愁を誘うメロディにのって、愛と感動の・・・、




・・・って、ノッポさん
ちょっと待った〜!!。
バッタは冬を越さないんだから、
おじいさんもおばあさんもないでしょーよ。
卵で越冬するんですから、
おじいさん、おばあさんどころか、
お父さん、お母さんにも会えません。




ノッポさんは子供の頃から好きですが、
これはダメ。
子供の童謡だからって、
いや、子供達の歌だからこそ、
いい加減な設定はやめてほしい。




ところが今日、
子供達がマンションの庭で、
右上写真の5cmほどもある茶色いトノサマバッタを、
何匹も捕まえてきたのです。




「あぁ、地球温暖化もここまで進んだのか・・・。
これでは本当におじいさんのグラスホッパー
いてもおかしくない世になってしまう・・・。」




・・・と、悲観にくれていましたら、
これ、調べてみると、
ツチイナゴという越冬するバッタなんですよ。




→ ツチイナゴ - Wikipedia




越冬するといっても、
このバッタの成虫がみられるのは10月頃から6月頃まで。
他のバッタとまるで逆の季節に活動するだけであって、
やっぱりバッタのおじいさんなんかいませんよ。
ノッポさん




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