- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/03/17
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 42回
- この商品を含むブログ (102件) を見る
この「鉄道員(ぽっぽや)」を読んだ時の感想は、
あまりいいものではありませんでした。
「こんなお伽話のような作り話に、
いい年こいた大人が"泣ける"だなんて騒ぐなや!!。」
・・・って、感じ。
先日、帰りの電車で読む本がなかったので、
会社のご自由に図書コーナーを漁ってみると、
この本をみつけました。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2005/09/15
- メディア: 文庫
- 購入: 35人 クリック: 827回
- この商品を含むブログ (153件) を見る
「くだらないお伽話でもいいや。」って感じで、
ペラペラ読み始めてみると、
天国だの、地獄だの、
やっぱりマンガのような設定に薄ら笑い・・・。
でも序々にだんだんと引き込まれ、
ついつい止まらなくなり、
最後にはジワ〜っとさせられちゃいました・・・
こりゃ、浅田次郎さん、
面白いじゃん。と、こちらを購入。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/12/01
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 31回
- この商品を含むブログ (190件) を見る
ファンタジーなんですけど、
・・・最後は号泣です。
鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)を読み直してみると、
前回とはまったく違う感想。
表題作にも泣きましたが、
「ラブ・レター」「角筈にて」他も秀逸です。
10年前に騒いでいた人達の気持ちが、
今になってやっと分かりました。
・・・いいです。
思うにこれ、
浅田次郎さんの良さっていうのは、
ちょっと頭が薄くなって、
下腹部がぽっこり出てくる頃に、
やっと分かるものなのかもしれません。
浅田さんはこんな人生経験を積んで、
人を泣かせる、こんな魔術を覚えたのでしょうね。
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/11/15
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/04/15
- メディア: 文庫
- クリック: 12回
- この商品を含むブログ (34件) を見る