映画「ゲゲゲの鬼太郎」

ゲゲゲの鬼太郎

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公式サイト http://www.gegege.jp/




劇場公開も終わり、
DVD発売もまだなのに、
なぜ今日この映画の紹介なのか、
不思議に思われても、
これ仕方ありません。




実は今日、
八千代市民会館で
この地域の毎日新聞売店の、
「愛読者感謝イベント」として、
この映画の上映会が行われたんです。
九十九里から帰りに直接行ってみました。

目玉の親父   
ゲゲゲの鬼太郎は、
子供の頃から大好きなマンガの一つです。
実写版なんて、
絶対に不可能だと思っていました。




いやいやなかなかたいしたもの。
ウエンツ瑛士さんの鬼太郎はちょっと、
「ギャル寄せパンダ」の匂いがしますが、
田中麗奈さんの猫娘
大泉洋さんのねずみ男
間寛平さんの子なき爺は、
世界中の俳優、女優を集めても、
彼らの他に誰がその役が出来ようか。
と、いうほどの「適役」です。



た・だ・し、
一応、神社仏閣ブログとしての一言。



お稲荷様の最高神のように、
「天狐」さんという妖怪が登場しますが、
狐はあくまで「お稲荷さん」ではなくて、
「神使」にすぎません。
お稲荷さんの本名は、
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。
穀物の神の総称です。
宇賀御魂命、倉稲御魂命とも書かれることもあり、
仏教の荼枳尼天(だきにてん)と、
同一であるという神仏習合から、
豊川稲荷は寺院であるという話は、
遠い昔にしましたね。



→ 東京・赤坂豊川稲荷別院



ただし、このキツネさん。
「稲荷神=おキツネさま」と間違われるほど、
他の神使よりも印象深いのは、
実際、狐が田を食い荒らす鼠を好んで食べて、
農耕を助けていたことが、
そのつながりにあるそうです。
伏見稲荷大社の参堂にある狐塚は、
小さな祠に狐が、れっきとした神様、
命婦神として祀られているそうです。
目玉の親父   
話は映画に戻りますが、
妖怪たちのディスコのような社交場に、
南無阿弥陀仏」と書かれた行灯がありました。



学校も試験も、
会社も仕事もなく
死なないし、
病気もなんにもない、
と、いう「お化けたち」。



阿弥陀様に、
一体何の救済を求めているのだろう。(笑)
目玉の親父   
それからこれで最後にしますが、
これは文句!!。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
とにかく、一度死んでしまった人間を、
安易に生き返えらせるような描写は、
絶対に止めていただきたい。




ドラゴンボール」も、
こんな話になってから嫌いになったんですけど、
とにかく子供たちが見るものはなおさらのこと、
命の価値が分からなくなるような描写は、
性や暴力の描写よりももっと気をつけるべき。




人間は、
学校に行って、試験を受けて、
会社で行って、仕事をして、
病気や、老いに苦しみながら、
常にに死と向かいあって、
生きていかなくてはいけません。




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