小便小僧像

小便小僧

105-0022 港区海岸1 JR浜松町駅構内




参考サイト → 小便小僧 - Wikipedia




一昨日の記事、「こころの像紀行」に登場した、
元祖はベルギーの小便小僧です。
この【銅像】カテゴリーは、
オブジェとしてのブロンズ像は載せないつもりでしたが、
諸説はあるものの、
そもそもベルギーの小便小僧が、
爆弾の導火線をおしっこで消した、
英雄ジュリアン少年の伝説を、
銅像化としたものとあっては、
私も考えを改め、
小便小僧は【銅像】であるとします。




それでは、と、日本の小便小僧の代表格とも言える、
JR浜松町駅のジュリアン君に会いに行って来ました。*1
小便小僧(左より)  
JR浜松町駅の山手線外回り、
京浜東北線南行ホームの南端で、
彼はずっと放尿し続けています。
台座裏  
台座の裏には、
「寄贈 歯科 小林 光 本院」 
「昭和二十七年十月十四日建立」
・・・と、あります。
西暦1952年ですから、
今年で55歳の中高年ジュリアン君。
意外と歴史のある像なんです。
なんでも新橋駅の嘱託歯科医であった小林光さんが、
鉄道開通八十周年を記念して寄付したものだとか。
ベルギーの本家本元を真似して作られた物のようですが、
今となってはこの作者は不明のようです。
小便小僧(右より)  
世界一の衣装持ちともいわれている、
ベルギーの元祖に倣ってなのか、
毎月26日に衣装の変わる浜松町のジュリアン君。
今月は「海上保安庁」、
第三管区海上保安本部」のキャンペーン、
「ライフジャケット着用宣言」に合わせ、
ご丁寧に釣竿まで持たされ、
ライフジャケットを着用した、
釣り人の格好にさせられています。
カラスの行水   
一番右上の写真の下をよく見ると、
ジュリアン君の放尿を浴びるカラスがいます。
それがこいつ。
私が近づいてもまったく臆すことなく、
長めの「カラスの行水」を繰り返し続けていました。




人気ブログランキングへ ← 二つのランキングに参加中。
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ ← どちらも応援クリックをお願いします。

*1:本当はもう各駅停車の時間だと思い東京駅から飛び乗った京浜東北線が快速で浜松町まで降りれなかっただけなのですが・・・。