伝馬町処刑場跡
本尊 十一面観世音
宗派 高野山真言宗 準別格本山
→ 【江戸33】昭和新撰江戸三十三観音
→ 【御府内88】【第六番】五大山 不動院
→ 【他の巡礼】十思公園
こちらのお寺は、
江戸三十三観音の第五番札所ですから、
初めてお参りしたのは、
平成十六年(2004)12月8日のことです。
その後、御府内八十八ヶ所の第六番の不動院をお参りしてみると、
そちらは通常お留守のことが多く、
住職さんは、大安楽寺の方が兼ねているというので、
不動院のご朱印を頂くために、
平成十七年(2005)1月20日に、
再びここ大安楽寺を訪れたことは、
過去の記事に書いた通りです。
さてこのお寺は、
この地にあった伝馬町処刑場で、
露と消えた吉田松陰ら、勤皇の志士達の慰霊と、
牢獄跡の浄地をなすため、
明治八年(1875)に建立された、
比較的新しいお寺です。
開基は高野山の山科俊海大僧正であったので、
「新高野山」という山号と、
高野山真言宗の準別格本山という寺格です。
建立の賛同者であり、外護者となった、
大倉喜八郎と安田善次郎の両氏から、
寺号を定めたとも言われていますが、
実際には「理趣経」からなんだそうです。
水天宮通り側の、本堂左手には、
江ノ島弁財天三体の一体であるという、
弁天様が祀られています。