107-0062 港区南青山2-32-2
青山霊園 一種ロ10号26側
久しぶりにやって参りました。
我が「掃苔」人生発祥の地、青山霊園です。
主要な著名人の墓は、今でも頭に入っているので、
迷わずに向かいました。
乃木さんちの墓に向かう通りは、
当然「乃木将軍通り」です。
自刃直後は、多くの墓参者で賑わったと聞きます。
大谷石の塀に囲まれた「乃木将軍墓所」です。
シャッターを押す寸前、
標石の前に、なにやら、横切る力のような物を感じたら、
ピンク色の正体不明な物体が写りました・・・。何?。
「陸軍大将乃木希典之墓」です。
ご存命中に用意されていたという、
当時の軍人では珍しい自然石の墓石です。
墓石の後ろ中央には、
「明治 十 年 月 日死」とあり、
その左隣に明治天皇の大葬の日であり、
乃木夫妻自刃の日である命日、
「大正元年九月十三日死」と彫られています。
乃木大将は、明治天皇よりも、
先に世を去ることを前提とし生きていたのでしょう。
逆光でみにくくすみませんが、
左隣が同時に殉死した「乃木希典室静子之墓」です。
夫妻の墓の向かいに建つのは、
日露戦争で戦死なさった
長男:乃木勝典
次男:乃木保典
の二基になります。
長男、勝典は歩兵中尉、
次男、保典は歩兵少尉ですが、
官位は二人とも正五位、勲六等功五級のようです。
その右隣には早世した、
長女:乃木恒子
三男:乃木直典
の合同の小さな墓石が建っていました。