旧陸軍演習場内圍壁(支那囲壁砲台跡)

登録有形文化財
275-0001 習志野市習志野4-15-6




支那囲壁砲台跡1




何度かこのブログに登場している、
陸軍鉄道連隊の演習線の跡である、
ハミングロード(通称マラソン道路)のほど近くで、
京成実籾駅徒歩圏内の、
習志野市習志野の住宅地のど真ん中に、
ちょっと目をひく民家が一軒あります。




これ現在、完全に個人のお宅の一部なんですが、
なんと国の登録有形文化財となっております。




支那囲壁砲台跡2  





何度も書いております通り、
明治六年(1873)、陸軍大演習の際に、
ここは明治天皇により習志野原と名付けられ、
「一望千里」と云われた広大な騎兵隊の演習地でした。




→ 習志野ってどこ?




支那囲壁砲台跡3




日中関係が拗れ始めた昭和九年(1934)、
その後想定される中国大陸での実戦に向けて、
その敵陣攻撃演習用の為に建てられた、
中国民家風の砲台模型がこちらなのです。
戦後にこの土地を囲壁砲台跡ごと、
農地として払い下げた受けた方が、
これを改築して民家の一部として住み、
それが現存しているという訳です。




支那囲壁砲台跡4 




こちらの戦前の様子の写真と、
その他の詳細はこちらへどうぞ。




→ 支那囲壁砲台 - Wikipedia




このwikipediaの記事を書いた方の、
より詳しいサイトはこちらです。




→ 千葉県の戦争遺跡〜支那囲壁砲台〜




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