「飯盛り大仏―船橋三番瀬物語―」〜飯盛り大仏 その二〜


→ 飯盛り大仏 その一
→ ふなばし三番瀬海浜公園




所謂「鬼の霍乱」というものなのか、
昨日は夕方から突然、
かなり激しい悪寒に襲われ、
ガタガタ噛み合わぬ奥歯のまま、
毛布に包まって、体温を計ってみれば、
ほぇっ、軽く38度をオーバーしてるん・・・。
夜七時に玉子酒を飲んでグロッキー・・・。
氷枕で一晩寝たら、朝には平熱である、
35度台に戻っていました。





昨日は気付きませんでしたが、
これはきっと昨日の記事の内容が、
ラーメン二郎 環七一之江店 その五
での、呆れた飽食の感想。と、
飯盛り大仏 その一
での、飢えて亡くなった漁師総代お二人の無念。と、
同日の記事として、
あまりに相反していることから、
バチが当たったものなのかもしれません。




[rakuten:book:12259495:detail]




さて、昨日の飯盛り大仏の記事を書く為に、
いろいろ調べていると、
こんな本が刊行されている事を知りました。
職場近くの本屋を覗いてみると、
なんと予想に反して、一冊在庫があり、売っています。
とっても薄くて小さな本なので、
数十分の立ち読みで完読出来る内容ではありますが、
「バチ」を戴いた「仏縁」もございます。
謹んで購入させて頂きました。




帯には「創作民話 佐倉宗吾の漁師版」とあります。
佐倉宗吾のお話も千葉を代表する義民伝ですが、
こちらも多くの「義」の話の御多分に洩れず、
後の世の人々に様々に脚色され、
史実が分かり辛くなってしまいました。




この本も、あとがきには「史実と史実の間」を、
創作で「埋めてみた」とあります。




ただし現代の「三番瀬」を「埋め立て」から守る問題と、
彼らの漁業権を守る問題を、
同一視するのはどうなんでしょうか。




しかし、命を捨てて、自分達の海を守った、
二人の漁師惣代の誇り高い生き方には、
深く感動致しました。




これ、もっと丹念に取材すれば、
充分、中・長編の小説になりそうな、
題材なんじゃないでしょうか。




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