祭神 弥津波能売神
136-0071 江東区亀戸4-11-21
久し振りに「亀二郎」に行ってみようと、
最近、物騒な事件で話題になっている、
亀戸にやって来ました。
二郎開店の11時には、まだかなり時間があります。
ちょいと「一人亀戸ぶらり旅」としゃれ込みましょうか。
あまり馴染みの無い
(っていうか一度も乗ったことのない)、
ここ亀戸と、墨田区・曳舟の3.4kmを結ぶ
複線でありながら二両編成・ワンマン運転という、
東京とは思えないローカルな路線、「東武亀戸線」。
その改札で路線図を眺めていると、
始発の亀戸の次の駅は「亀戸水神」。
水神様・・・?。
おやおや、こんなところにも神仏の名のつく駅じゃないですか。
→ 神仏の名のつく駅
「おやおや、いかがですかぁ〜。」と、
亀戸ぶらり神社シリーズ第三弾(←そんなのない)。
こりゃちょいと、一駅乗ってお参りしてみましょう。
さて、亀戸水神駅に降り立ち、
早速駅の周辺図を眺めてみるも、
ちょいと辺りを一周するも、
まったく大きな神社は見当たりません。
仕方なく駅に戻り、
改札の駅員さんに聞くと、
この駅の目の前の通りを、
西に200m戻れと言います。
ただし、小さくて目立たないので
注意するようにとの助言付きです。
駅の名になるほどの神社が、
そんなに小っちゃいとは意外です。
なるほど、小っちゃい・・・。
こりゃ「鎌ヶ谷大仏駅」にも似た脱力感。
→ 鎌ヶ谷大仏その一
本殿(拝殿?)も人が一人、二人入れるほどの小さな祠です。
さてこちらのご祭神の「弥津波能売神」(ミズハノメノカミ)。
「津」が「都」であったり、
他に「罔象女神」と称されますが、
要するに、水や井戸を守り、
子授けもする女神様。
実はこのブログに何度も登場している、
日本を造った「イザナミ」の、
「ゆばり」*1から生まれた神様なんです。
享禄年間(1528〜1532)の新田開墾時に、
この地に勧請されたと伝わっています。
「水神宮」を「子授け」「水」の共通点に、
「水天宮」と混同される方もいらっしゃいますが、
まったく違う神様です。
「水天宮」は、
高天原に最初に出現した「天之御中主神」を主祭神に、
壇ノ浦に身を投げた、
第八十一代天皇「安徳天皇」と、
その祖母で平清盛の正室「二位の尼」、
そして壇ノ浦で助かった、
その「安徳天皇」の母で、
「二位の尼」の娘の「建礼門院」を祀っています。
こちらがなぜ「安産」「子授け」の神となったかは、
以前、こちらに書きました。
→ 東京水天宮
亀戸水神駅の構内には、
「こちらは亀戸天神の最寄駅ではありません」と書いてあったから、
天神様と混同する方も多数いらっしゃるようです。
さてさて、そろそろ二郎開店したかなぁ〜。
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*1:「尿」つまり、おしっこ。