西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

駒形堂〜金龍山 浅草寺 その三〜

宗派 聖観音宗 総本山
お堂本尊 馬頭観音菩薩
111-0034 台東区雷門2-2
公式サイト http://www.senso-ji.jp/



金龍山 伝法院 浅草寺 → その一その二



駒形堂




浅草むぎとろ本店の隣にあるこちらのお堂。



浅草寺縁起によれば、
推古天皇三十六年(628)に、
檜前浜成(ヒノクマノハマナリ)と、
檜前竹成(ヒノクマノタケナリ)の兄弟が、
ここ宮戸川(現隅田川)での漁の最中、
網に一躰の仏像がかかり、
郷司の土師中知(ハジノナカトモ)に相談すると、
土師がこれを拝し、観音様として祀ったそうです。
これが浅草寺の起源であり始まりです。
ちなみにこの三人が、浅草神社の祭神である三社様。
そしてその浅草寺秘仏本尊、
聖観音の上陸の地に建つのがこちらであり、
あくまでここは、境内の飛び地であるという位置づけのようです。
現在こちらお堂のご本尊は、
観音様では珍しい忿怒の姿の馬頭観音
やはり本尊は秘仏のようですが、
真新しい彩色がされたお前立ちがいらっしゃいました。




こちらのお堂、駒形堂。
始めは、本尊聖観音上陸の地の、
隅田川に面して東向きに建てられていたそうですが、
たびたびの焼失後、寛保二年(1742)の再建から、
川を背にして西向きに建てられるようになったそうです、
現在のものは真新しい平成十五年(2003)建立。
やはり隅田川を背にして建てられています。

   


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