「ためらいもイエス」


何度も書いている通りかなり乱読家の私です。
ただし、唯一まず読まないジャンルがあります。




いや、厳密にはそれが「ジャンル」なのか、
私にはよく分かりませんが、
ラブ・ストーリー」ちゅうやつが苦手なんです。




しかし、最近は薦められた本を素直に読もうと誓った私。
これも、こちらの読者にお薦め戴きました。
ありがとうございます。
こうなったら読んでみましょう。


ためらいもイエス (文春文庫)

ためらいもイエス (文春文庫)




これも女性作家、
山崎マキコさんが描く、
28歳の仕事一筋の女性が主役のお話です。
仕事バリバリの彼女の絶対の秘密。
それは、恋愛経験・未経験の「処女」であるということ。




三十間近になった彼女が、
突如、「モテ期」を迎え、
彼女の前に同時に三人の男性が現れるという設定。




軽快なタッチで、
様々なエピソードを交えながら、
やはり最後にちょっとした「オチ」があり、
ジワ〜っと涙を誘います。




うん、確かに面白かった。




自分と近い感性を感じたり、
悩みを共感出来るような表現に出会えることが、
本来の読書の楽しみなのかもしれませんが、
こういった自分とは、かけ離れた世界を、
ふと、身近に想像できるということ・・・。
・・・これは読書の最大の醍醐味です。




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