「スイッチ」


スイッチ (宝島社文庫 607)

スイッチ (宝島社文庫 607)




これ、とっても面白かったんですが、
読んですぐに、えぼさんに貸しており、
その後、「世に棲む日日」や、
第?次吉田松陰マイブーム
第?次高杉晋作マイブーム
と、なっておりましたので、
すっかりここに書くことを忘れてました。




→ 「ためらいもイエス」




28歳、仕事バリバリの、
恋愛経験・未経験の「処女」が主役の、
「ためらいもイエス」。
こんな小説を読んでみて、
すっかり今まで読んでいたものと、
違う「面白み」を知った私。




その後本屋の平積みの文庫本の帯、
この「スイッチ」にも、
「26歳。フリーター。恋人なし。処女。」の文字。
やはり女性作家の作品です。
たったそれだけの共通点でついついレジへ。




さてこちら、
成績優秀なのになぜか就職が出来ず、
バイトさえもなぜかすぐにクビになり、
男性からもなぜか引かれてしまう苫子・・・。
彼女の妄想は、人の首の後ろに、
彼女にだけ見える「スイッチ」を見いだし、
それを押すと、その人はこの世から、ふと消えてしまう・・・。
そして、にんまり。




つまり性格のとても暗い子が主人公なのです。





やはり読み手の私からは、
遠く想像もつかない主人公の物語。
・・・なのに、どこか共感するところが多々あって、
最後はなぜか爽やかな感動とともに、
架空の世界の彼女を応援してしまう、そんな展開。





なんだかとても優しい気持ちになれました。





読書というのものは、
食わず嫌い、好き嫌いをせずに、
様々なジャンルにてを出してみるものです。





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