身延別院

宗派 日蓮宗 
本寺 身延山 妙法華院 久遠寺
本尊 曼陀羅
103-0001 中央区日本橋小伝馬町3-2



昨日は触れませんでしたが、
週末土曜の早朝のアクシデントの、
お詫び行脚の二日目です。




実際にご迷惑を掛けてしまったのは、
神田の得意先の前・藩主ともいうべき大殿様。
今日は朝から、その当事者の大殿様と、
事務方の筆頭家老様とのアポイントをもらって、
うちの事業部の家老を連れ出して、
お詫びさせて頂く為の、
手筈を整える下準備に奔走します。



どうにか下準備は整いました。
約束の時間までは後一時間半あります。
会社に戻る時間はありません。
さすがに昼寝をするほどの度胸もありません。
しかし、もはや、どうのこうのと、
もがいてみたって仕方がないや・・・。
こうなったら現実逃避の歴史散歩です。




身延別院



その会社から歩いて約10分。
吉田松陰終焉之地であり、
伝馬町牢屋敷跡でもある、
大安楽寺・十思公園と隣接する、
身延山久遠寺東京別院であるこちらです。




身延山妙法華院久遠寺は、
山梨県南巨摩郡にいある、
日蓮宗の総本山(祖山)で、
ご本人の遺言によって、
その遺骨が祀られた廟所(墓)があります。



「願満日蓮大菩薩」の提灯




本堂柱の看板




明治十六年(1883)に、
ここの、この身延別院が創建されますが、
その時、身延山久遠寺から、
明応六年(1497)の施主の銘のある、
室町後期作の坐高70cmの日蓮聖人坐像を迎えたそうです。
一般向けの門前の案内板には、
本尊「願満日蓮大菩薩」と紹介されています。
目には水晶が埋め込まれているんだとか。




本堂内




本堂内を覗き込むと、
立花の御簾の手前には、
ご本尊のお前立ちなのか、
ご本尊の写真なのか、
小さな僧像が見えます。
本堂の看板によれば、
「毎月一日・十三日ご開帳」とありますから、
また都合が会えばお参りしたく思います。




油かけ大黒天神



本堂左手には、
珍しい「油かけ大黒天神」。
油をかけて祈ると、
商売繁盛にご利益があるのだとか。




光明稲荷と浄行菩薩堂



その向かい側には、
「光明稲荷」とされたお稲荷様の祠と、
「南無浄行菩薩」と掲げられたお堂があります。



浄行菩薩石像



お堂の中には、
浄行菩薩のこの石像が祀られていました。
浄行菩薩って、
法華経』に登場する、
上行、無辺行、浄行、安立行の、
四菩薩の中のお一人。
単体で祀られているお堂にお参りしたのは、
初めてのことかもしれません。




さて、肝心の、
本来クロージングになるはずだった、
大殿・ご家老参りですが・・・・・。




なんだか余計に、
こんがらがってしまいました。




あ〜ぁ・・・。




・・・は〜。




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