祭神 宇迦之御魂大神(伏見稲荷大社)
103-0012 中央区日本橋堀留町1-6-11
タヤパンの担当得意先で、
ちょっとした行き違いがあったので、
そのお詫びと説明に同行しました。
午後一時過ぎに伺ったのに、
ご担当は、食事で外出中です。
数十分後に出直すことを告げ、
日本橋堀留町周辺を散策します。
細い路地に入ると、
「出世稲荷神社」という赤い幟がありました。
出世○○尊という名称の小祠は、
全国各地に多くありますが、
こちらは誰を出世させたのか。
お参りしてみました。
なんとマンションの自転車置き場の入り口に、
このように幟と、石標が立っています。
えっ?、本当にこの先なの?。
もし私が当局から追われている容疑者であれば、
住居侵入罪で別件逮捕も可能なシチュエーションです。*1
自転車の脇をすり抜けて、
マンション下を奥に進みます。
あらまあ、本当にありました・・・。
なんだかとっても不思議な空間です。
さてこちらの起源は、
元和三年(1617)のこと。
北条家の浪人・庄司甚右衛さんと、
その他数名の仮屋敷内に、
京都伏見稲荷より祭神を勧請し、
守護神としてお祀りしたそうです。
これに初代市川団十郎が日参して、
出世したことから名があがり、
以来、商家・芸能、なんたらと、
やはりこの信仰者が数多く出世したそうで、
この「出世稲荷」の名前がつきました。
振袖火事(1657)、安政大地震(1854)、
明治の大火(1873)、関東大震災(1923)、
そして先の大戦まで本尊は災禍を免れたそうです。
ただ関東大震災で、社殿は焼失し、
ご近所の椙森神社の拝殿の取毀資材を再生し、
昭和六年(1931)に落成したものがこの社殿です。
また旧岩代町(後に堀留町に合併)にあった、
岩代稲荷神社も合祀しおり、
合同で祭礼を執行しているそうです。
← 二つのブログランキングに参加しております。
← よろしかったら応援クリックをお願い致します。