「納棺夫日記」


納棺夫日記 (文春文庫)

納棺夫日記 (文春文庫)





最近買った本の中で、
もっとも興味深く、
何度も噛み締めて、
うなづきながら読んだものはこちらです。




おくりびと [ 本木雅弘 ]




俳優の本木雅弘さんか、
この青木新門さんのこの本を読んで感銘を受け、
滝田洋二郎さんの監督で映画化したものが、
第32回モントリオール世界映画祭でグランプリを獲得し、
第81回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされている、
話題の映画「おくりびと」なんですって。




しかし実際、この「納棺夫日記」は、
納棺の様子の詳しいエピソードもありますが、
本来のメッセージである主題は、
この詩人でもあった著者の死生観。
仏教の開祖である釈迦、
そして阿弥陀仏の本願・親鸞
また法華経の信者・宮沢賢治という、
一見チグハグな三者から受けた影響が、
彼の中で渾然と融合し、
一つの独自の哲学を創造しており、
読み手を不思議と納得させてしまいます。




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