ルーパロマーナ(ローマの牝狼)像

100-0012 千代田区日比谷公園



馬油と四谷で別れ、四谷三丁目から霞ヶ関まで、
地下鉄丸の内線で、会社に戻ります。
朝は横殴りの雨でしたが、
昼過ぎの今は風は強いものの快晴です。
桜がいい感じに開いてきました。
せっかくのお昼休みの時間です。
まっすぐ横切るはずだった日比谷公園を、
軽くぷらぷらと散策してみました。




ルーパロマーナ像



牝狼のたわわな乳房に、
人の乳飲み子が二人、むしゃぶりつく、
このインパクトのある銅像は、ローマの牝狼像。
日独伊三国軍事同盟締結間際の昭和十三年(1938)、
イタリアから送られたこの像は、
ローマ建国の神話に登場する双子の兄弟とその育ての親の牝狼です。




幼い二人は、祖父を殺し王位を奪ったアムリウスにより、
チベル河に流されますが、この狼に助けられ、
乳を飲んで成長し、祖父の仇を討ち、ローマ統一を果たします。





ムルスとレムス





狼が人間の子を育てるという例も、
またイヌ科の動物が、他の種の哺乳類の為に授乳するという話も、
いろいろと聞きなれておりますし、
事実、嘘ではなく、実例の多い話なので、
これはまったくのフィクションではないのかもしれません。
多分、これに近い史実があったことでしょう。





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