竹町 金刀比羅神社

祭神 大物主神崇徳天皇
110-0016 台東区台東2-24



まだ錦糸町のホテルでの会合には時間があります。
以前、勝小吉の著書、「夢酔独言」の記述、
「其晩から水をあびて、金比羅へ毎晩はだか参りをして祈った」
を信じ、当時、小吉と麟太郎(海舟)の住んでいた、
最も近い、金比羅様を探してみると、
唯一条件にあったのは、
蔵前橋を渡り戻ったこちらでした。
行ってみましょう。





金比羅神社鳥居






通称、竹町金刀比羅神社です。




こちらはやはり大名。讃岐・生駒家の中屋敷の跡で、
江戸最古の金比羅様であるのだとか・・・。






金比羅神社本堂




鳥居は大正時代のものですが、
本堂は先の戦災で灰燼に帰し、
昭和三十八年(1963)の再建です。
しかし、狛犬をペンキで塗り固めるというのは、
どうしたものだろう・・・。残念。




金比羅神社の池・泉




現代、境内の大半は、
台東区の公園として管理されていますが、
この造りを観る限り、
おそらく当時は湧き出た泉に囲まれた、
大名中屋敷の一角の小さな小社であったことでしょう。




私は現代の海舟研究家の意見に反してでも、
小吉が「毎晩はだか参りをして祈った」のは、
こちらの金比羅様であると推定します。




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