【坂東第六番】飯上山 長谷寺 (飯山観音)

宗派 高野山真言宗
本尊 十一面観世音菩薩
ご詠歌 飯山寺 建ちそめしより つきせぬは いりあい響く 松風の音
243-0213 厚木市飯山5605




般若心経 写経




昨夜、思い立って久しぶりに写経を致しました。



ラーメン二郎で大蒜を食した直後ですから、
けして斎戒沐浴とは申しませんし、
ご覧の通り、もうすっかり我流の書体です。
しかしもうガタガタと考え事をせずに
無心に集中することが出来るようになりました。
実はもうこれ、ただただ、とても楽しいのです。
よっしゃー、これまた坂東霊場に納めに参りましょう。




今日は次男は、サイエンス倶楽部です。
よく長男が「とある塾」の日には、
次男と二人、出掛けましたが、
長男の卒塾後の今日は、
珍しく長男と二人きり、巡礼の旅に出ます。




さて、後残り十三寺となった、坂東三十三ヶ所
どっちに行こうか。う〜ん、、、。よし、
まずは残り三箇所の神奈川県を制覇(?)しますか。
朝9時半出発でとりあえず東名で厚木を目指します。




飯山観音




我が愛車オンボロ・ラウムさんには、
当然カーナビはありません。
ヘッポコ・ナビゲーターの長男と、
あーでもない、こーでもないと、
まるで弥次喜多道中記。
ようやく飯山温泉の奥の、
飯山観音門前に到着したのは、
もう11時を過ぎていました。




鬱蒼とした森




なんと鬱蒼とした森の中です。
うん、確かに空気がうまい。
野鳥の声が何種も何匹も聞こえてきます。




仁王門下石段




長男の"オスグット泣かせ"の仁王門下の石段です。
小さな幅の石段は歴史があるものの証です。
昔はおいらのような27.5cmの野郎なんていないもんね。




金剛力士 阿形  金剛力士 吽形




まるで風呂桶の蓋を半分開けたところに立つかのような、
この朱色の阿吽の金剛力士
金網がないだけで、
私の評価基準はぐんと上がります。
いいです。




飯沼観音のイヌマキ



坂東霊場は、巨木との出会いでもあります。
こちらは厚木市の天然記念物にも指定されたイヌマキで、
400年前の室町末期に参拝者の長寿を祈念して植樹されたものと伝わります。




本堂参堂




真新しい石灯籠が整備された本堂前の参堂。




鐘楼  梵鐘



その右手の鐘楼には、
厚木市指定重文の梵鐘があります。




五輪塔と宝篋印塔  石塔群と六地蔵





歴史のあるお寺らしく、
石仏や古い五輪塔と宝篋印塔がそこかしこ。




本堂正面  本堂(左手より)



さて本堂に参ります。
堂内は撮影禁止ですが、
なかなか歴史を感じさせる造営です。



こちらのお寺の縁起には二説あります。
一説目は、弘仁年間(810-824)、
領主の飯山権太夫に、宿を求めた僧が、
観音像をもたらせます。
この僧こそが弘法大師空海で、
この像こそが行基菩薩作であったとか。
もう一説は神亀二年(725)、
この地に巡錫していたやはり行基が、
輝く泉の中に十一面観音を見出し、
泉の畔の楠の木で像を刻み小堂を設けたというもの。
いずれにしても鎌倉時代に、
源頼朝の命で堂宇が造営され隆盛をみますが、
やはり火災で灰燼に帰し、
現在のこの本堂は嘉吉二年(1442)の再建です。




プチ坂東三十三ヶ所  坂東第一番を模した石像
 


本堂の周囲には、ハイキングコースの出発点と、
この坂東霊場の本尊を石に模した、
プチ三十三箇所巡りが設けられています。
まるで、四国のお砂踏みですが、
私はもうすぐ坂東満願になりますので、
今日は巡拝しませんでした。




飯山からの眺望



さて振り向けば、
車は知らぬ間に山に登っていたようで、
こんなに美しい眺望が見えました。




第六番 ご朱印




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