「死顔」(新潮文庫)


→ 「吉村昭」関連の記事




さて三週間ぶりでありますが、
いつもの無給のサービス早出Dayの木曜日。




そもそも今日の予定は、
いつもの神田分園での朝礼と、
日比谷動物園にあった神棚とそのお札を、
園長が崇拝していた神社への返納だけであったのですが、
久しぶりに神田の分園でお会いした、
相手方の、部長様からは、私の復帰お祝いの後に、
いきなりのきついお叱りと、実働部隊の交代要請。
それも今日のこれから今すぐにという、
ご無体なご命令です・・・。




鈍っている頭をフル回転して、
今ある駒を、それに当てて、
実際に対応する専務にお詫びに伺い、
また、新任担当の面接とご挨拶。
そして、その後、
交代要請を受けた、
当該実働部隊員に対し、
その通告と、申し開きの聴取です。
そして今ある駒を動かした、
その代わりはまだ未定のままです。




さすがに一時間に一回のガーゼ交換も出来ず、
傷口はガビガビの、ピリピリ痛・・・。




復帰後初のクレーム対応は、
相当ハードな内容になりました・・・。




ハードといえば、
この小説はかなりハードな内容でした。




死顔 (新潮文庫)

死顔 (新潮文庫)




吉村昭氏の遺作がいよいよ文庫化されたのです。
吉村氏の作品は、
ご本人のその結核の体験からか、
生死を真剣にみつめるものが多く、
この文庫はそんな作品を集めた短編集でした。



吉村昭さんに、俳優の渥美清さん、
同じく小説家の藤沢周平さんに、
共通する感性を感じるのは、その三名さんが、
結核で死を目前に感じた経験があるからなのか。



いやこれ確かにハードな小説ではありますが、
人間とって生死をみつめることは、
人間であることの証しであり、
猿ではないと主張する唯一の手段です。




私が面白半分に手術や入院を、
こんなブログの記事に出来るのも、
それが生死に関らない病気であるからこその笑いです。




人気ブログランキングへ ← 二つのブログランキングに参加しております。
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ ← よろしかったら応援クリックをお願い致します。