前島密像 〜郵便発祥の地〜

103-8799 中央区日本橋1-18-1 日本橋郵便局内



最近、殿の勅命で、
担当に出戻った得意先に対し、
他の事業部が仕出かした、
ミス・クレーム対応に当たっていたら、
突然携帯がブルブル・・・。
・・・なんと殿からの直電です。
もうバレたのか・・・。と、
朝の誤報緊急地震速報よりも驚いて、
恐る恐る電話に出てみれば、
日本橋の他のビルにある、
会議室へとすぐに来いというご命令。
それまでやっていた作業を投げ捨て、
小走りですぐに伺います。




会議室の扉を開けてみれば、
あれ?、大きな会議の真っ最中。
ああ、このメンバーには記憶があります。
この会議は先月私が、手術入院を理由に、
担当部長に参加を固辞したプロジェクト。
殿はそんな事情も知らず、
是非途中でも助太刀参加して欲しいという、
直々のご指名だったのです。  
例のミスクレとは、
まだまったく関係がありません。




はぁ〜、もうイヤっ・・・。





そんな訳で今日は貯金ネタで失礼します。




日本橋郵便局 郵便発祥の地




さて新しい職場のすぐ近く、
この日本橋郵便局は、ご覧の通り、
日本郵便の発祥の地であるそうです。




第一次円単位 一円切手1952-59




日本郵便、郵便制度の父といえば、
この一円切手でもお馴染みの前島密(ひそか)。




→ 前島密 - Wikipedia




前島密之像 遠景




やはり予想通り、
胸像ではありますが、
銅像がありました。



石壇正面 碑銘



石壇正面の書は、
時の郵政大臣迫水久常
「郵便発祥の地」とあります。



→ 迫水久常 - Wikipedia





石壇右側面



石壇向かって右側面には、

郵便創始九十周年を記念して建之、
昭和三十七年四月二十日
          日本橋
          前島会
          日本橋郵便局協力会
  


と、あります。
日付もピタリ、九十周年に、
ここにこの銅像を建立したのでしょう。




石壇裏側



石壇裏側には、
神社仏閣詣を趣味にしている者にとっては、
お馴染みのこの「青山 石勝 刻」とあります。
これは、今や東急グループになっているものの、
元々有名な石匠集団である会社です。



→ http://www.ishikatsu.co.jp/index.html




この胸像もその時に造られたものと、
皆思ってしまって当然ですが、
この胸像の裏側を観ると、
それはどうも違うようです。




前島密之像 裏側銘



銅像裏側には、
こう刻まれておりました。

前島男爵ノ命ニ依リ
密翁ノ像ヲ補綴改鋳ス
昭和十二年三月
        会田富康


前島密之像 近景




この胸像部分は、
かなり早い時期に造れらたもので、
爵位を相続した子の命で、
戦前、昭和を代表する金工作家、
会田富康が改鋳したようです。
胸像で規模も小さく金属供出も逃れ、
どこかに保存されていたものが、
郵便九十周年を記念して、
ここに担ぎ出されたものなのでしょう。





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