「呼人」


今日も例の特需で、
あちらへこちらへと大騒ぎ。
おかげで毎月恒例の会議と、
無理矢理参加させられたプロジェクトも、
無期延期になったのは、うれしい限り。
しかしそんな訳で今日もブログのネタがありません。



とりあえず前フリ代わりに、
先週あった実話の笑い話を一つ。



実はまだまだ今日も、
なかなかガーゼの汚れが完全に取れない状況。
しかし、さほど濡れもしないので、
長く歩くと、患部からズレてしまいます。



先週のこと、昭和通りの横断歩道、
信号を待ちながら、そっと患部に手を当てて、
ガーゼの位置を戻していると、
後ろから、こんな声。



「おい、お前、何尻いじってるんだよぅ〜、みっともない。」



明らかに、年配のおっさんの声です。
このすぐ近くには、新しい事業所の他にも、
他のビルにいくつかの関連部署があります。
さて、タチの悪い元上司か、先輩か。



ふざけ半分わざと眉間に皺をいれ、
精一杯、威嚇的な怒り顔を装って、
(`Д´) なんじゃこりゃ、われ〜。とばかりに振り向くと、
私のすぐ後ろに立っていたおっさんは、、、、。









まったく知らないおじさんでした。w( ̄Д ̄;)








おそらくまったくの人違い。
「うへぇゃ〜、すんましぇん。」((((((( ‥)ノ |EXIT
と、私に声にならない侘びをいれ、
ダッシュで逃げていったおじさん。
おそらく寿命が10年は減ったに違いありません。



→ 「野沢尚」関連の記事



さてまったく関係ありませんが、
本題は今日も読書ネタですみません。
野沢尚プチマイブームが到来している私。
三冊目はこちらです。



呼人 (講談社文庫)

呼人 (講談社文庫)



12歳で成長が止まり、
「永遠の命」なのか、大人になれない主人公、呼人。
友人達に取り残されて、子供の身体のまま生きていく。



やはり、生とは死とは。
と、思い悩む呼人。
やがて自らの出生の秘密を探り、
辿り着いた衝撃のの真実。
そして涙を呼ぶ感動のエピローグ。


そして何より凄いのは、
この小説が1999年に発表されたものでありながら、
その完結部分は2010年の未来の世界。
つまりほぼ現在です。



2004年に自ら命を絶った著者が、
今から10年以上前に想像した未来。
もちろんすべてが当たっている訳ではありませんが、
現在をかなり近く予見、予知していた、
その眼力に驚くばかりです。



こりゃ最近読んだ小説ではピカイチでした。




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