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ipod touch 64GBを買ってからというもの、
洋画・邦画、白黒・カラーを問わず、
古今東西の名作映画をDLし、
通勤電車の行き帰りで観ています。
そして第?次黒澤明マイブームが到来したことは、
ここに何度か書いた通りでございます。
高校生の頃は、熱血的な映画ファンだった私。
しかし名作といわれるいくつかを、
この年になって見直してみれば、
やはり当時の「青い」感想とは違い、
物語をもっと深く観れるようになりました。
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さて、日本映画史上、
最高傑作は何かと問えば、
日本映画ファンの投票は、
おおよそこの二作に分れます。
黒澤明の「七人の侍」と、
この小津安二郎の「東京物語」です。
黒澤の「七人の侍」については、
今も第一印象にも増して、
観るたびに発見と、驚きが増え、
日本映画を代表する、
いや世界映画の中でも、
最高傑作の一つであると信じています。
一方、小津の「東京物語」については、
最初に観た高校生の頃は途中で寝てしまい、
その後も最後までまともに観た覚えがありません。
一昔前の日常は、退屈であって、
とても面白味があるものではありませんでした・・・。
・・・二十年ぶりでしょうか。
今回、四十になってこの「東京物語」を改めて見直しました。
後半まではやはり同じ印象でした。
しかし途中からは「子」から「親」という目線に変わり、
ラスト30分には今朝の通勤電車で大号泣・・・。
いや、私自身の「親不孝」が一味加えたエッセンスそのもの。
おそらく私はこの物語の三男と同様、
おそらく一生の後悔を背負うこととなります。
でも分っていながら、今何も出来ない私・・・。
せめて両親よりも一日でも早く死にたいと願うのは、
親不幸者の更なるエゴイズムなんでしょうか。
子供がそんなことを言ったら許せませんが。
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