宗派 臨済宗妙心寺派
本尊 阿弥陀三尊
311-2424 潮来市潮来428
立派な楼門ですが、なぜか左右ともに、
金剛力士・仁王や、四天王、風雷神等の姿がなく、空席でした。
源頼朝が、鎌倉幕府開府前の、
文治元年(1185)に、武運を祈って、
「長勝」と名づけて創建したそうで、
本堂である仏殿は、
茅葺の屋根の一重入母屋造は雄大で荘厳。
現在の堂宇は、元禄年間(1688〜1704)の、
水戸黄門・徳川光圀の修復と造営ですが、
棟上に確かに源氏の「笹竜胆」の紋がありました。
本尊は「阿弥陀如来三尊」。
寺宝はやはり水戸家ゆかりの宝物が多いそうです。
しかし寺宝第一とされるこの鐘楼の梵鐘は、
北条高時寄進の元徳二年(1330)の鋳造で、
元から招き鎌倉円覚寺等に住した清拙和尚による、
「客船夜泊常陸蘇城」と、
潮来の景観が蘇州を彷彿とさせるという漢詩が記されています。
仏殿の後ろの庫裏・書院には、
「ふれ愛観音」と名付けられた黄金の菩薩像。
牡丹が咲く禅寺らしい美しいお庭もありました。
またここにも松尾芭蕉の句碑があります。
「旅人と 我名呼ばれむ 初時しぐれ」
ただ境内左手のこの勢至堂と勢至菩薩の由来については、
調べてみても、まったく不明のままです。
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