元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

習志野在住東京勤務の千葉都民。神社仏閣・歴史散歩、カメラ、ロードバイクが趣味。ラーメン二郎(京成大久保店がホーム)・蕎麦が大好物。

武家屋敷(旧河原家住宅・旧但馬家住宅・旧武居家住宅)

開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日〜1月4日)
入 館 料 一般210円(140円)、学生・児童100円(70円)
三館共通入館券 一般520円(360円)、学生260円(180円)
 *( )内は20名以上の団体料金
土曜日に限り、小中学生は無料

285-0016 佐倉市宮小路57
公式サイト http://www.city.sakura.lg.jp/bunka/bukeyasiki/index.htm



三館共通入館券の最後は、
佐倉藩、三軒の武家屋敷を並べて移築復元してある武家屋敷です。
実はこの間に、一件の寄り道と昼食を挟んでおりますが、
ここの武家屋敷に倣い、この三館は並べて記載します。




武家屋敷の配置図




まずはこの三棟の配置図です。
中央の但馬家のみが元よりここにあり、
武居家は百m近い北東から、
河原家は数十m東から移築しました。




児玉源太郎旧宅跡




あれれ、この三軒の南側には、
児玉源太郎旧宅跡」。
児玉が佐倉歩兵第二連隊長の時代に、
乃木希典の東京第一連隊と、
演習で戦って勝ったことは有名ですが、
その時、児玉はここに住んでいたのです。
佐倉藩時代には相当身分の高い、
武家屋敷のあったであろう広い敷地です。




旧河原家住宅 門前




さて、まず入場口は、
一番東の旧河原家住宅の門から。
一番身分の高い方の屋敷であり、
一番古い建築のようで、
これのみは室内にあがることは出来ません。




旧河原家住宅 玄関



河原家がこの鏑木小路と呼ばれる一帯に引っ越してきたのは、
天保六年(1835)と記録されているそうですが、
この建築年代は不明だそうです。
ただ弘化二年(1845)の、
「河原喜右衛門江屋敷相渡帳」という古文書が現存しているそうで、
それ以前に建築は存在していたはずです。




旧河原家住宅 縁側



ただし、移築復元前には、
座敷と玄関しか現存していなくて、
先ほどの古文書とつきあわせて復元したとか。
それでも千葉県指定有形文化財に指定されています。



旧河原家住宅 座敷



はて、この鎧兜はどこかから、
持って来たものでしょう。
ただし河原家はおそらく三百石以上の身分。
座敷にあってもおかしくはありません。




旧河原家住宅 湯殿



一番北には湯船がある湯殿がありました。
母屋に湯殿があるのは珍しいです。




旧河原家住宅 裏



裏庭には畑が作られていましたが、
この身分で、これ必要でしょうか。
おそらく門ももっと立派だったはずです。




旧但馬家住宅 門前



さて中央の旧但馬家住宅へ。
先ほども書きましたが、
これのみが元からあった場所での復元整備です。
旧但馬家とされていますが、
佐倉藩から支給されたものではなく
但馬家は明治八年(1875)に、
お金で購入したもののようです。
元々は槍師範であった井口家が入り、
その後岡田氏に代わって、
維新後に但馬家に売却したとか。





旧但馬家住宅 玄関と縁側



こちらもやはり建築年代が不明ですが、
やはり絵図や古文書で、
文政四年(1821)〜天保八年(1837)と推定されています。
こちらは佐倉市指定有形文化財



旧但馬家住宅 座敷



自由に室内にあがれます。
座敷には、この甲冑具足があります。
これは昔、観光客に着せていた記憶があります。
武家屋敷だから、鎧だ、兜だって、
ちょっと安易じゃないの。
日光江戸村じゃねーんだから。



旧但馬家住宅 裏



この屋敷はおそらく百石ほどの身分。
この畑はおかしくはないかな。



旧武居家住宅 門前



最後は最も身分の低い、
百石以下の藩士の小屋敷、武居家です。
武居家も明治以降の所有者で、
幕末には90石の田島伝左衛門さんが居住していました。
あれれ、五年前には茅葺屋根だったような記憶があります。
もう茅葺の復元は難しいのかな。



旧武居家住宅 玄関


元は東に往来のあった場所からの移動なのに、
なんだか玄関の向きに違和感があると思ったら、
移築の際に、建築物の向きも変えてしまったのですね。
敷地の都合もあるでしょう。仕方ないか。
パンフにも"客座敷が北にあった珍しいこと"とあります。



旧武居家住宅 縁側




この住宅内には、出土品や、
資料の展示があります。
やはりこれのみ、文化財の指定がありません。





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