宗派 天台宗
本尊 薬師瑠璃光如来
162-0825 新宿区神楽坂6-2
意気消沈して、神楽坂を下ります。
店の多くは入れ替わり、
街の姿もかなり変わりました。
人の世は、諸行無常とはいえ、
私がこの街に棲んでいたのは、
たった十数年前のこと。
おそらく変わっていないであろう、
江戸三十三観音の第十六番札所寺院を訪ねました。
医光山長寿院安養寺。
慈覚大師円仁の創建ともされ、元は江戸城内の地にあって、
徳川家康入城のみぎり平河門口に移り、さらに田安門口に移り、
その後、牛込の現地に移転しました。
正面にあるのは本堂ではなく聖天堂で、この通り大歓喜天王像と、
江戸三十三観音の十一面観音菩薩が、その本地仏として祀られています。
本堂、薬師瑠璃光如来が鎮座するのはその左側。
一階玄関手前の階段を上がります。
神楽坂大仏とも呼ばれる、
この丈六の薬師如来。
先ほどの赤城神社も全焼した、
東京大空襲で、このお寺も焼けてしまいますが、
大仏様は、お顔、お手、薬壺が奇跡的に残りました。
これを当時、日本一とされた京都の仏師によって、
復元されたのが今のこのお姿なのです。
現状のお姿はちょっと分かり辛いので、
門前ポスターにあったご本尊の写真をここに貼ります。
どうですか?、神楽坂大仏さま。
有名な神楽坂毘沙門天のすぐ先です。
神楽坂を訪れたら是非一度ご参拝下さい。
← 二つのブログランキングに参加しております。
← よろしかったら応援クリックをお願い致します。