宗派 天台宗
本尊 十一面観世音菩薩
ご詠歌 迷ふ身が 今は八溝へ 詣りきて 仏のひかり 山もかがやく
319-3704 久慈郡大子町上野宮真名板倉2134
坂東巡礼2010、二日目の朝です。
日光のホテルでトーストの昼食を食べてチェックアウト。
午前8時、日光ICより東北道に戻って矢板ICで降り、
坂東霊場中最北で最も山深い、難所の札所を目指します。
茨城・栃木・福島の県境、標高1022m八溝山の八合目です。
なんとここのみはバスで行くことも出来ないとか。
矢板より、那須黒羽を抜け、
大子町を目指すも、どこかで一本間違えたのか、
まるで馬頭観音に導かれたのか、
馬頭という温泉郷に出てしまいました。
わがオンボロラウムにはナビはなく、
地図は札所の周辺のみをコピーして持参していたもので、
まったくもって迷子になってしまいました。
道の駅に飛び込んで、観光案内所で地図をもらい、
どうにか大子町に入ることが出来ました。うぃしゅっ。
日光を出発して三時間、
ようやく八溝嶺神社の鳥居のある
八溝山登山口に到着。
ガードレールもほとんどない急な山道を、
タイヤを鳴らせながら登ります。
こりゃいろは坂なんて、目じゃないね。
ほんとにこの先に寺や神社なんてあるんだろうか。
やっとのことで到着した、
八溝山八合目のお寺の駐車場。
湧水が滾々と流れていました。
山の名前そのものの山号の八溝とは、
この湧水が八つの細流だという分析説、
弘法大師が八葉の蓮華のような、
山相をみて名づけたという形容説。
また、日本武尊が来征の際に、
あまりにも山深いこちらをみて、
「この先は闇ぞ。」といったという駄洒落説があります。
本尊も弘法大師作という説がありますが、
今見る限り、さほど古い像には見えません。
本堂の左隣には、元は本堂だったのでしょうか、
この古い小さなお堂がありました。
← 二つのブログランキングに参加致しております。
← よろしかったら応援クリックをお願い致します。