「知覧からの手紙」 (新潮文庫)

夕方に今週二本目の大きなアクシデントが発生・・・。
久しぶりに最近平和だった神田分園での出来事です。
現場に急行して、親方日の丸・桜の代紋を呼びつけ、
現場検証に立ち会います。
結局すべての処理が終わったのは深夜です。
そんな訳で今日もまた読書貯金ネタですみません。




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大東亜戦争末期の、
陸海軍の「特攻」に関連する書籍は、
かなりの冊数を読んだつもりです。




知覧からの手紙 (新潮文庫)

知覧からの手紙 (新潮文庫)





しかし、今までこれほどまでに、
当時の恋人達の等身大の心情を感じた本に出会ったのは、
本作が、初めてでした。



特攻隊員と婚約したものの、
結局結ばれることのなかった、
今もその亡くなった利夫さんを、
常に身近に想い続ける智恵子さん。



彼女の記憶とわずかに残ったお互いの手紙と日記、
それを40歳に満たない女性ライターが
智恵子さんの想いとしてまとめたルポタージュが本作です。



これほどまでにあの時代の若者達の、
戦争に対する思い、そして青春の実情、
命の儚さを間近に感じていた状況・・・。
胸が熱くなり、また通勤電車で号泣しました。




これ以上余計なことは書きません。
戦後に捻じ曲げられた偏った戦史を読むくらいならば、
是非その前にこれを読んでほしいと願います。





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