祭神 宇迦之御魂神
309-1611 笠間市笠間1
公式サイト http://www.kasama.or.jp/
実はなぜかお稲荷様とはあまりご縁がありませんが、
日本三大稲荷の一つとあってはやはりお参りせずにはいられません。
こちらの御創建もやはり社伝によれば、
佐白山観世音寺と同じ、白雉二年(651)と伝わります。
江戸中期、寛保三年(1743)に、笠間城主の井上正賢によって社地社殿が拡張されて、
延享四年(1747)牧野貞通が城主と代わるも祈願所と定めら、境内地等が寄進されました。
その後も歴代藩主の篤い尊崇を受け、今に至ります。
写真は一の鳥居、二の鳥居前に立つ長男。
あの国道50号沿いの鳥居は番外なのか。(?)
この楼門は正式には「萬世泰平門」とされ、
重層入母屋造ですが鉄筋の昭和36年(1961)竣工の建物。
正面左右にはお約束の左右のご神像と、
その裏手にはその神の乗る神馬が二頭。
二の鳥居をくぐり、左側、
交通安全祈願所の前に、
歴史のありそうに見えた絵馬殿がありましたが、
調べてみれば明治三十二年(1899)建立のもの。
入母屋作瓦葺で柱が十四本の吹き抜けです。
拝殿右手、こちらはなかな歴史ある東門。
文化十三年(1816)に再建された入母屋造り。
ちょっと怖いのは、左右には奉納されている毛綱です。
この毛綱って、なんか苦手だなぁ。
いつもチキンスキンがスタンドアップ。
この毛髪の元の持ち主は、もう皆この世にはおりません。
東門の前には、
樹齢400年にも及ぶもので、
珍しいという八重の藤の木が二株。
巨大な藤棚を形成しています。
これが咲いていたら荘厳だろうな。
さて神社の顔ともいうべき、拝殿ですが、
これも楼門と同時期の昭和三十五年(1960)竣工の鉄筋コンクリート。
ほとんどの参拝者がこの素晴らしい本殿を拝していません。
こちらの御本殿は文久元年(1861)建立。
国指定重要文化財に指定されています。
この彫刻は素晴らしい。
是非、拝殿から右裏に回り、
この本殿をご覧戴きたい。
本殿裏には末社があります。
月読神社(月読尊)
白山神社(菊理媛命・伊佐那岐命・伊佐那美命)
菅原神社(菅原道真公)
粟島神社(少彦名神)
山倉神社(高皇産霊神・建速須佐之男神・大国主神)
・・・が、祀られています
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