お天気も良く行楽日和ではありますが、
疲れも取れず、お財布も寂しいので、
二郎と昼寝とDVD鑑賞の休日です。
私が生まれた1969年に公開された、
アメリカン・ニューシネマの伝説の代表作、
「イージー・ライダー」*1
映画少年だった頃は、
本当はよくわかってなかったんですが、
鮮烈なラストシーンに度肝を抜かれてしまい、
なんだか無性に影響を受けた気がして、
猿のようにわかったような顔をして、
「やっぱりあのシーンでデニス・ホッパーは・・・。」などと、
映画雑誌の作品評の受け売りで、
偉そうに友達に語っていたものです。
部屋にはこのお約束のこのポスターも貼りましたし、
このテーマ曲の、
「ワイルドでいこう!(Born to Be Wild)」に憧れて、
ステッペン・ウルフだけではなく、
ザ・バーズやジミヘンなどと当時のロックにも嵌りました。
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しかし、今この年になって、
改めてこの映画をじっくりと見直してみれば、
ガキの頃はこの作品の本当の凄さを、
実は半分もわかっていなかったことに気づきました。
さすがに兵役、戦争経験はありませんし、
当時のベトナム戦争中のアメリカの殺伐とした社会状況は知りませんが、
私もその後の人生で少しは社会経験を重ねてきました。
・・・なんて深い映画なんだろう。と、
今ではもう少しはわかります。
自由を求めて、もがき走る彼らの若き悩み苦しみ、
また老いたるものたちの若者への嫉妬。
保守的な古き者達が、斬新な新しき者達の変化を怖れ、
逆に凶暴化するという狂気・・・。
また劇中、彼らが吸っているマリファナは本物だったとか。
そして凄いのが後半の売春婦と四人のODを映像化した表現力。
signal_sugarさん是非ご覧ください。
そして知る人ぞ知る名場面、若きジャック・ニコルソンの名演技
アル中の弁護士がジム・ビームをラッパ飲みして、
D.H.ローレンスに捧ぐ、
「ヤアァーッ、ニッ・ニッ・ニッ、プップップッ、キャァァ〜、インディアンズ!・・・。」
・・・最高です。
・・・て、当社のとある方の仕草(?)にそっくりなんですけどね。(笑)
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