公式サイト http://www.thegodfather.jp/
今日は休日出勤なので、
またまた貯金ネタで失礼します。
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若い頃に観てあまり良く分かっていなかった名画シリーズ。
この「ゴッドファーザー」シリーズ三作もまさにそんな映画でした。
マフィアの暗い日常と、すぐにドンパチの殺人描写ばかり・・・。
特に"PartII"は、過去と現代が入り乱れていて、
ストーリーを追うだけでいっぱいいっぱい。
アメリカのギャング・マフィア映画や、
日本のヤクザ映画も別に嫌いではありませんが、
正直このシリーズは好きな映画ではありませんでした。
今回デジタル・リストア、リマスター化されたことを機に、
改めて三作を続けざまに見直してみると、
嗚呼、なんて深い映画であったのかと驚きました。
父と子、兄と弟の憎愛。
若きもの、老いたるものの葛藤。
血縁の絆とは、ファミリーを名乗る組織とは・・・。
マフィアをここまで鮮明に描いた作品は、
これが初めてだったとか。
シリーズ二部で、アカデミー作品賞を受賞したのは、
これが初めてあって、最後のこと。
またニーノ・ロータによるテーマ曲がいい。
マーロン・ブランドがいい。
ロバート・デ・ニーロがいい。
そしてやっぱりアル・パチーノがいい。
演出にどこかに黒澤明の"におい"を感じました。
"PartI"の冒頭を娘の結婚式から描いたのは、
やはり監督のフランシス・コッポラが尊敬している黒澤明の、
『悪い奴ほどよく眠る』を参考にしたものだとか。
やっぱりこの手のヒューマンドラマは、
あまり若い頃にはその価値を見出せないものです。
実際我々サラリーマンは、
その権力争いで、相手を銃で殺しませんが、
それに近いようなえげつない、
やり取りをみることもあります。
しばらくの間、ゴッドファーザー「愛のテーマ」が頭から離れません。
「タララ・タラ・タラ・タラ・タララ〜♪」
・・・暴走族かよ。
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