「こんなにヘンだぞ!『空想科学読本』」

PCに感想を入力する息子達




体調の回復はまだまだ万全ではありませんが、
今日はお馴染みの無償の早出の金曜日。
どうにか這うように出社しました。
しかし、なんとも大人気(?)だった今日の私。
恒例の"神田分園"の朝礼前に、
先日の"全損"の件で"丸の内分園"に呼ばれ、
その打ち合わせ中に、
殿がらみの"品川分園"と、渋谷のご家老からも、
携帯が鳴りっ放しに着信を重ねます。
昼は、社内自販機のカップ蕎麦で済ませ、
午後も豊洲や、都区内を西に東に右往左往・・・。
どうにか夕方となってやれるだけのことをやり、
出来るだけ早めに帰宅しました。
さて明日は、待ちに待った、眉二郎忘年会。
ぐっすりと眠って体力を高める為、
泣く泣く昼の部は自粛と致しましょう。
結局、参加者総計は、六名となりました。
皆様、現地で午後3時にお会いしましょう。
さて、そんな訳で今日もまた貯金ネタです。





→ サイエンス倶楽部|理科実験教室のパイオニア




何度か書いておりますが、
安月給の私にギリギリに扶養されていながら、
自らの強い希望でこんな塾に通っている小5の次男です。




空想科学読本〈1〉 (空想科学文庫)

空想科学読本〈1〉 (空想科学文庫)




彼の大好きな本は、ドラえもんと、
この"空想科学読本"シリーズ。
この著者の柳田理科雄さんは、
藤子・F・不二雄さんと並ぶ、
彼の尊敬する人物の一人です。
またこの二つのシリーズはコンプリートに蔵書しております。




この嗜好は、三歳年上の長男もかなり共通した部分。
彼も「ドラえもん」・「空想科学読本」は、
何度も読み返している愛著シリーズ。
普段、喧嘩ばかりのこの兄弟も、
こういった部分ではすぐに不戦協定が批准されます。




こんなにヘンだぞ!『空想科学読本』

こんなにヘンだぞ!『空想科学読本』




次男が最近、近所の図書館でシリーズ本と勘違いして、
借りて来たのはこの本です。
この本は、過去の「空想科学読本」での、
柳田理科雄さんの計算間違いや、ちょっとした勘違いを、
鬼のように貶し追及している、なんとも"ちっちぇ〜"構成・・・。
いやいやファンにとって、そんな細かい追求はいらんのですわ。
そもそもこの「空想科学読本」はそんな本ではなくて、
アニメや、マンガでのフィクションを、
いかに現実で起こりえる可能性に、
いかに近づけるかというお遊び的な内容です。




ただし、こうカリスマ的な相手への批判ともなると、
その反対意見への反響が大きくなるのも事実。
宗教的な指導者に陶酔した信者にもよくみられる光景です。





まるでその宗教的な信者のような、
息子達のその強い拒絶反応にも驚きました。
二人共に相当に怒りのおさまらない様子です。
彼らが、これをどう感じ、どう思ったのか・・・。
これを良い機会として、今後の人生での判断を誤ることのないように、
ここに敢えて二人の感想をそのまま書かせて載せて残します。





まずは、中二の長男の感想です。
さぁ、書け、jinよ。



読み終わって、ストレスのようなものを感じました。
人の失敗を書き連ねて、何が楽しいのやら・・・。
科学とか何とか行って自分の得意な分野だけで攻めたてて
「サルより猿」や「こんな子供にでも分かりそうな理屈が分からんのか?」
など子供みたいな悪口を長々と書き綴って、著者の方がお一人で楽しんでいたのに
哀れみを感じました。
わざわざ何でもかんでも小学生と比較して理科雄さんの
揚げ足ばかりとっていて、読んでいて心が痛くなりました。
自分だけ楽しんで、読者に不快感を与えるような本は
出版しない方が良いと思います・・・。



お次は次男、小5のrei、どうぞ。


本文に、ウルトラマンの怪獣がおこした津波が東京を襲うのをバリアーで阻止すると、
千葉県に津波が襲うという柳田さんの意見について山本さんは、
「千葉県民には気の毒だが、津波が東京を直撃していたら
 何倍もの死傷者が出ていたはずだから、このぐらいの被害はがまんしていただこう。」
と、書いていたので千葉県民としてイラっとしました。
 とくに、「サルより猿」などといった言葉に、情けなさを感じました。


あははは。(笑)、子供達の意見、論文。
これは、そのまま直に打たせ、ノーカットで載せました。
ご意見があれば、メール、コメント欄にお願いします。
それぞれ、息子達に対応させます。
なんにしても、これは良い社会勉強になることでしょう。




ただね、息子達よ、オヤジから一言。
まぁ、この本は「批判本」でもなく、
ただの「悪口本」に過ぎないけれど、
柳田理科雄さんもね、
空想科学読本」で取り上げた、
各作品の熱狂的なファンを、
怒らせていることも事実なのだ。
うん、物事を正しく観る為には、
なかなか難しいことではあるが、
「怒り」は取り除かねばならないのだよ。



人間、それが出来ないから、
"戦争"が起きてしまうのだけれども・・・。



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