宗派 真言宗豊山派
本尊 薬師如来・如意輪観音(二仏一体)
165-0026 中野区新井5-3-5
公式サイト http://www.araiyakushi.or.jp/
昨日の夕方頃から、
右目の内側がゴロゴロと痛んでおり、
真っ赤に充血が続いています。
いつもの通り周囲に眼科医診察をすすめられるも、
基本は初診で「なんでこんなになるまで・・・。」
と、いわれなければ満足出来ない
私の"医者嫌い"はそう簡単に変えられません。
しかし眼病の話をして、
この近くの新井薬師が「目の薬師」として、
古来より篤く信仰されていることを思い出しました。
私はたとえ現世利益信仰の薬師如来とはいえ、
自らの病気平癒のお願いをするつもりはありませんが、
この眼の痛さも、おそらく仏様のお導きか・・・。
少しだけ寄り道をしてみました。
【御府内第七十一番】で伺って以来、約六年前ぶりの参拝です。
さてこの新井薬師のご本尊。
薬師如来と如意輪観音の表裏一体の黄金仏。
大きさはたった一寸八分(約5.5cm)しかありません。
これもまたどこぞの弘法大師空海作と言われておりまして、
新田家代々の念持仏であったとか。
戦乱のさなかに、新田家から消えてしまったこの御尊像、
その後、相模国の行春さんという僧が この地で草庵を結び、
天正十四年(1586)その庭の梅の木の穴から光が出て、
このご尊像が再発見されたんだとか。
そしてこの「梅照院」となったそうです。
さらに後の世の徳川二代将軍・秀忠の第五子、
東福門院和子さんが悪質な眼病を祈願して快癒したことから、
「目の薬師」と呼ばれおり、
または第五世の玄鏡さんが、
元和三年(1617)に薬師如来の啓示によって、
とても優れた小児薬を調合したそうで、
「子育て薬師」とも呼ばれています。
堂内を仰ぎ見ると、寅年のみのご開帳の、
秘仏のご本尊の前に、お前立本尊のお姿がみえました。
賽銭箱上には、眼病平癒を願う、
この「めめ絵馬」が高く積まれていました。
夕方なんだか、眼の痛みが軽減したような・・・。(゚ー゚ヾ)
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