湯島聖堂 その二

国指定史跡 湯島聖堂
113-0034 文京区湯島1-4-25 
公式サイト http://www.seido.or.jp/




湯島聖堂 → その一




湯島のホテルで行われる、
仕事絡みの新年会に参加することになってしまいまして、
初・眉二郎をおあずけにして、
御茶ノ水の街に来ております。
開宴まだ少し時間があるようなので、
四年前に姪の高校受験合格祈願でお世話になった、
この孔子を祀る湯島聖堂にお参りしてみました。




入徳門




こちらは「神道」の神社でもなく、
「仏教」をひろめる寺院でもなく、
人の道の教えである「儒教」を開いた孔子を祀る聖堂です。
儒教は、このブログ開始以前、
宗教アレルギーだった私が、
一番最初に興味をもった教えであり、
私と二人の息子達の名も、
彼の教え「論語」から名づけました。




→ 五常〜仁義礼智信〜




元々は林羅山の邸内に設けられた孔子廟を、
元禄三年(1690)に五代将軍・綱吉がここに移したことから始まって、
寛政九年(1797)十一代将軍・家斉の世に「昌平坂学問所」となりました。
幾度の焼失・再建を繰り返し、現存は昭和十年(1935)の再建。
この入徳門のみは、宝永元年(1704)建造とされていますが、
保存の為か、金属に覆われており、往時の面影はありません。



杏壇門




これが杏壇門です。
杏壇とは、山東省の孔子が教授した堂のことをさします。
この中にある回廊に囲まれた大成殿。




大成殿  大成殿内の孔子像




大成殿とは、孔子廟の正式名称だそうで、
土・日・祭日のみの内部公開を初めて観ました。




季節的に、学業成就、受験祈願の参拝者が、
湯島天神とセットでお参りしている様子です。
しかし、孔子も、菅原道真公も、
その才を完全に開くことなく、
志なかばに世を去った偉人でした。




念の為、言っておきますが、
勉強もせず、努力もしていない人の、
"まぐれ"合格の応援はするはずはありません。




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