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「活動写真」という日本の古い名称の通り、
そもそもは、写真が動くということだけで、
大衆の興味をひき、見世物的なところから始まったものの、
サーカスのピエロのようなドタバタ的な笑いを織り込んで成長し、
後に、哀愁や悲哀を取り込んでを結末にして、
シネマ・ムービー、映画は、現在のように一文化として完成しました。
つまり映画の基本とは、ピエロのようなアホでマヌケが、
悪や権力と闘って奮闘したり、大恋愛をしてフラれたり、
つまらないドジをして失敗して、大袈裟にずっこけて笑われるものの、
最後に、誰かを感動させてホロリと泣かせればそれで一応の完成をみます。
初期の「チャップリン」しかり、「男はつらいよ」もしかりです。
ただ最近は逆にそんな王道(?)の作品は少ない。
そんな中でこの作品にはとても驚かされました。
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宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演と、
とても「大人計画」の匂いが強い映画で、
ギャラ未払い問題などが話題になった、
ちょっと印象の良くない作品ですが、
私は、今のこの時代に作られた映画として、
かなり好印象な一本。
ここまでバカらしい題材で、
天下の日テレが動くとは、逆に吃驚。
この奥さん役の竹内結子さんも今までは、
大きな根っこ的な女優のイメージしかなかったものの、
この作品ですっかり払拭。
・・・うん、いい。
やっぱり映画の基本は喜劇な悲劇?、それとも悲劇な喜劇??。
いやいやとにかくドタバタかな。(笑)
これはそんなんにど真ん中ストレートの、ベッタベタです。
くだらないことでウジウジしている時にまた見直したい一本。
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